気管支炎と風邪の違いや見分け方と併発の可能性!風邪薬は有効?

画像1気管支炎と風邪の違いって実はよくわらないし見分け方も知らないってことはありませんか?

また、気管支炎と風邪の違いがわからない人でも「風邪が原因で気管支炎になってしまった」というお話を耳にしたことがあると思います。

実際に、気管支炎は風邪をひいたと思ったらなかなか治らずに症状が続いてしまい、気が付いたら併発していた……という事例もあるんです!

そこで今回は、気管支炎と風邪の関係に注目し、違いや見分け方があるのか、併発する事例はどのようなものか、風邪薬は使っていいのかについてご紹介します。

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気管支炎と風邪の違いや見分け方は?風邪によって併発するの?

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気管支炎という病名は聞いたことがあるけれども、風邪との違いや見分け方がわからないし、そもそも併発するの?という方々のために、まず順を追って説明していきたいと思います。

◇気管支炎と風邪の違いは?

気管支炎と風邪の違いはウイルスや細菌がつく場所の違いになります。

つまり、気管支炎は気管から枝分かれした気管支に起こる炎症のことですが、風邪は気管支の上部にある上気道に起こる炎症なのですね。

◇気管支炎と風邪の見分け方は?

見分ける際は、症状がどれくらい続いているかで判断し、通常の風邪は2~3日で症状が回復しますが、1週間以上経過しても症状が改善せずに咳や痰が止まらない場合は気管支炎である可能性が高いと言えます。

◇気管支炎は風邪で併発するの?

次に併発するかどうかですが、気管支炎は風邪によって併発する可能性があり、風邪のウイルスや細菌が気管支上部から気管支下部に侵入することで起こるとされています。

また、ウイルスや細菌が気管支の先の肺にまで到達してしまうと肺炎になってしまい、命の危機になる症状が起こる危険性があるため注意が必要です。

気管支炎の症状は?

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風邪によって併発する気管支炎の症状は食欲不振・のどの痛み・鼻水・疲労感がありますが、もし、インフルエンザによる感染であった場合、37.5~38℃くらいの熱と筋肉痛を伴い症状が重くなることがあります。

ちなみに、気管支炎がウイルス性か細菌性かを判断する場合、痰の色で判断します。

つまり、透明に近い場合はウイルス性の急性気管支炎で、細菌感染による気管支炎の場合は黄色い痰が出るため色に注視してください。

◇もし症状が重くなったら……

もし重度の気管支炎になってしまった場合は、呼吸困難や38~39℃の高熱といった症状が加わるため、このような症状が出た場合はすぐに医療機関を受診するようにしてください。

特に、冬に発生する風邪やインフルエンザによる併発の場合、症状が重くなるケースが多いため、冬に風邪をひいていつまでも症状が治らない場合は早めの受診を心がけましょう。

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気管支炎に風邪薬は使っていいの?

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これは結論から言うと、市販している風邪薬を使うことはお勧めできません。

というのも、確かに市販薬には咳を止める薬もたくさん出ており効果はあるのですが、気管支の中にある痰が出にくくなることもあるため逆効果になってしまいます。

なので、自己判断で市販薬を使うのはできる限り控えた方が良いでしょう。

◇医師から処方される薬はどのようなもの?

医師からは咳止めだけではなく、痰を溶かす去痰薬や気管支を拡げる気管支拡張剤を処方されます。

また、原因によっては抗ウイルス薬や抗生物質を処方されるときもあるでしょう。

◇医師から以前処方された薬はいいの?

だからと言って、医師から以前病院に行ったときに頂いた薬を使うのもNGになります。

以前風邪になったため受診した時に風邪薬を処方されたけれども、思った以上に早く治ったため処方された薬が余って大事に保管しているという方はいらっしゃいませんか?

一般的に病院で処方される薬は市販薬よりも使用期限が短いためお勧めできませんし、根本的に今回起きている症状と合わない場合もありますので、以前処方された薬の使用も控えるようにしてください。

◇マスクを使いましょう

では、病院に行く時間がなく、それでも対処したいときはどうしたら良いかというと、応急的な対応を求められている場合は、市販薬を用いるのではなく、喉の乾燥を避けるために湿度を保てるマスクを使うようにしてください。

また、気管支炎の場合はよく咳が出るため、マスクを用いることは周囲への配慮にもつながりますよ。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

気管支炎の症状は風邪と似ているのは確かですが、風邪により併発して起こることが多いのも特徴です。

そのため「なんか症状が良くならない……」という方は市販薬に頼るのではなく、一度病院に行って検査を受けるようにしましょう。

風邪をこじらせて気管支炎になってしまい、それを放置していたら喘息や肺炎になってしまったというケースもあるので決して軽視せず、早めに対処しましょうね。

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