気管支喘息か症状をチェックする方法!気管支炎の呼吸音の特徴も

画像1気管支炎は、風邪などの症状にも似ていますが、ひどい咳が長引いて呼吸が苦しくなるので、気管支喘息(ぜんそく)との見分け方も分かりづらいですよね。

そのため、気管支炎か、気管支喘息か見分けるためにも、それぞれの症状や、気管支炎の場合の呼吸音の特徴について知っておきたいのではないでしょうか?

また、気管支喘息を発症してしまった場合の対処法についても気になりますよね。

そこで今回は、気管支喘息か症状をチェックする方法や、気管支炎の呼吸音の特徴についても詳しくお伝えしていきます。

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気管支炎と気管支喘息の症状の違いは?呼吸音の特徴も

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気管支炎の症状として現れるのが、ホコリやチリ、ウイルスや細菌によって気管支が炎症を起こし、空気の通りが悪くなることから起こる呼吸のしにくさや咳、痰などがあるそうです。

そして、こうした症状は気管支喘息の発作時にも現れる症状で、気管支炎と気管支喘息の見分けは医師でも難しい時があるようです。

それから、喉の苦しさや少し動いただけでも息切れがするなどといった共通点も多いのですが、呼吸音が特長的で、気管支喘息の場合、呼吸をするたびに「ヒューヒュー」という喘鳴(ぜいめい)と呼ばれる呼吸音がします。

そして、気管支炎の場合はこうした喘鳴が稀に聴こえることがありますが、割合としては少ないそうなので、この呼吸音で見分けるようにすると良いでしょう。

また、気管支喘息と気管支炎は原因が全く異なるため、気管支炎が悪化して気管支喘息になることはなく、気管支炎で喘鳴が出ている場合は「喘鳴性気管支炎」と言って症状の名称も使い分けます。

そして、気管支炎はウイルスや細菌や、ホコリ等のハウスダスト、タバコなどの環境要因が多く、特にウイルス性のものが9割を占めていますが、気管支喘息はアレルギーが主な原因とされていて、遺伝的要素も多い疾患です。

それから、人体に害を及ぼさない物質にまで過剰に免疫機能が反応してしまい、発作として咳が現れるんですね。

また、小児喘息は7割の子供が小学校の間に完治しますが、大人になると重篤な症状を起こすこともあるので、早いうちに適切な処置を受けさせ、完治させてあげることが大切です。

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気管支喘息を発症したらどのように対処すればいい?

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咳が長引くようであれば病院を受診し、医師の診断で喘息と診断された場合は、次のような対処法をとりましょう。

1、 家庭内の環境を整える

2、 生活環境の見直し

3、 薬物療法

そして、気管支喘息ではダニやハウスダストなどへのアレルギー反応で発作を起こすことがほとんどなので、まずは家庭内の掃除を徹底し、環境を整えることが必要です。

それから、症状や年齢に応じて薬物療法を行なうことが多く、気管支を広げる気管支拡張薬の他、ロイコトリエン、吸入ステロイド薬などをそれぞれ必要に応じた量が医師の判断によって使われます。

また、吸入ステロイド薬については、ごく微量のステロイド薬を専用の吸入器を用いて口から吸入し、その後うがいをする動作を症状の強さに応じて数回行って使用します。

ちなみに、こうした喘息で使われるステロイド薬は喘息治療の効果が年々高まり、発作で救急外来を訪れる患者の数も減り、喘息の発作で命を落とす方も減少傾向にあるそうです。

一方、気管支炎ではこうした治療薬を用いることは少なく、ほとんどが対症療法を行なうのですが、気管支喘息の場合は症状に応じて必要な薬が決まっているため、症状できちんと見分け、適切に対処するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、気管支喘息か症状をチェックする方法や、気管支炎の呼吸音の特徴についても詳しくお伝えしました。

まず、気管支炎と気管支喘息は非常に症状が似ているのですが、気管支喘息の場合は呼吸をするとゼーゼーと喘鳴といった呼吸音がして、気管支炎の時にはほとんど起こらないのでこの音で見分けると良いのでしたね。

そして、気管支喘息の発作が起きている場合は、ダニやハウスダストが要因となっていることが多いので、まずは家庭内環境や生活環境の見直しを行い、病院を受診してステロイド吸入などの薬物療法を行なうと効果的なのでした。

一方で、気管支炎はこうした治療薬がなく対症療法で治るそうで、対処法も異なるため、症状できちんと見分けて適切な対処法を行なうようにしましょう!

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