ノロウイルスの際の食事でヨーグルトが効く理由と注意点!

画像1ノロウイルスは、冬の寒い時期に流行しやすいウイルス性の急性胃腸炎で、感染すると激しい下痢や嘔吐などの症状が現れ、消化器系に強いダメージを受けます。

そして、その症状は大人の場合で3日ほど、子どもは5日ほどかかるので、ノロウイルスを体から排出するのには長時間を要するのが分かりますよね。

そのため、ダメージを受けた胃に効果的な食事としてヨーグルトがありますが、その理由や食べる際の注意点は何なのでしょうか?

そこで今回は、ノロウイルスの際の食事でヨーグルトが効く理由と注意点について詳しくお伝えしていきます。

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ノロウイルスの際の食事でヨーグルトが利く理由は?注意点も

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ノロウイルスは、牡蠣などの二枚貝が原因食材となって感染し、激しい下痢や嘔吐、発熱などの症状が現れるのですが、食材を直接口に含む経口感染以外にも、感染者から他の人への接触感染も多く、感染力が非常に強いことで知られています。

そして、菌の繁殖力も強く、体の中に入ると一気に増殖し、1~2日で症状が現れ、その後1ヶ月間は体内にウイルスが生存し続けるとされています。

そのため、ノロウイルスに感染すると胃腸が激しいダメージを受け、腸内環境がバランスを大きく崩すために、下痢や嘔吐の症状が続くので、この状態を改善するにはヨーグルトが効果的だそうなんですが、それはなぜでしょうか?

ノロウイルスの際の食事でヨーグルトが利く理由は?

きっかけは森永乳業から2013年に発表された研究で、乳由来のたんぱく質である「ラクトフェリン」という成分がノロウイルスの抑制効果があるというものでした。

そして、この研究では、5歳未満の保育園児にラクトフェリン含有食品を16週間摂取させる実験を行なったそうです。

それから、ラクトフェリン非摂取45人のうち、ノロウイルスを発症したのは7人で、ラクトフェリンを摂取した46人のうちノロウイルスを発症したのは2人だったそうで、その2人も検出強度が弱く、感染量が少なかったという報告が出ました。

こうしたノロウイルスへ効果のあるラクトフェリンは、人などのほ乳類の乳汁や唾液等に含まれるタンパク質ですが、乳製品では牛乳やチーズにも含まれているものの、ラクトフェリンの含有量はヨーグルトが最も多いそうです。

こうしたことから、まずはノロウイルスの予防にはラクトフェリン含有のヨーグルトを毎日食べることが効果的となります。

また、ノロウイルスに感染した際には、体の中の免疫は一生懸命ウイルスに勝とうとしていますが、ラクトフェリンはそれを応援し、力を与える役割を与えてくれます。

そのため、免疫力のアップはもちろんのこと、弱ってバランスが崩れがちな腸内環境を整え、悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす作用もあるのです。

それに、固形ではないので食べやすく、乳幼児でも喜んで食べてくれるので、食欲が低下してしまいがちなノロウイルスの時には効果的と言えるんですね。

ただし、ヨーグルトに含まれる乳酸菌には様々な種類があり、人によっては体質に合う、合わないがあることから、合わないものを食べてしまうと、かえって腸内環境が悪化したり、下痢がひどくなる場合があるそうです。

そのため、ヨーグルトはあくまでノロウイルスの予防用として食べる方が良く、実際にノロウイルスにかかった場合は「整腸剤」代わりとして少量食べてみて、症状が改善するようだったら食事として取り入れるようにするよう、注意しましょう。

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ノロウイルスの際にNGな食材は?

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一方で、ノロウイルスで荒れた腸内環境にNGな食材もあるので、次の通りチェックしましょう。

*香辛料が多く、辛い食べ物

*柑橘類

*食物繊維が豊富な野菜

*肉類

*冷たいもの、アルコール等

ノロウイルスでダメージを受けた腸は、普段通りの消化ができなくなっているため、消化に負担のかかる肉類、辛いもの、柑橘類、食物繊維が豊富なものは逆効果で、症状がひどくなってしまうので摂らないようにしましょう。

また、アイスクリームなどは、食欲が落ちて何も食べられないときに、特に乳幼児などが食べやすく、脱水症状予防のために水分を摂ることもできるので、少量であれば良いですが、食べすぎは体を冷やすのでやめるようにしましょう。

もちろん、ビールなどのアルコール類もおすすめできないので、基本的には重湯など負担の少ない食べ物を中心とし、無理のない程度に少しずつ普段通りの食事に戻すようにしましょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ノロウイルスの際の食事でヨーグルトが効く理由と注意点について詳しくお伝えしました。

ノロウイルスの際にヨーグルトが効果的なのは、森永乳業が発表したラクトフェリンがノロウイルスの抑制に効果的とされていることに由来していて、特に予防に効果的で、ノロウイルスにかかった際も腸内環境改善に効果的なのでおすすめでしたね。

ただし、ヨーグルトに含まれる乳酸菌には様々な種類があって、人によっては体質に合わなくて下痢症状が悪化することがあるので摂りすぎには注意が必要とのことでした。

また、柑橘類や肉類など刺激が強く消化に負担のかかるものはノロウイルス感染の際にはNGなので、摂らないように注意し、体を温めながら重湯などから始め、少しずつ普段通りの食事に回復させるようにしましょう。

そして、こうしたラクトフェリンなどを含め、ノロウイルスの予防について詳しく知りたい方は、次の記事をおすすめします!
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「ノロウイルスへの免疫をつける効果的な方法!」についての記事はコチラ!?

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