ノロウイルスの感染経路と割合!唾液と空気感染の期間についても

画像1ノロウイルスは、冬から春にかけて流行しやすいウイルス性の感染症で、感染力が非常に強いので、学校やオフィスなどでの集団感染が心配ですよね。

そのため、ノロウイルスの感染経路について、咳などの空気感染でうつる期間や、唾液による感染なども気になりますよね。

また、ノロウイルスの感染経路についてそれぞれどれくらいの割合で感染するのかも知りたいのではないでしょうか?

そこで今回は、ノロウイルスの感染経路と割合や、唾液と空気感染の期間についても詳しくお伝えしていきます。

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ノロウイルスの感染経路は?割合など

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ノロウイルスは、子供から大人までかかることのあるウイルス性の感染症で、特に冬の寒い時期に流行しやすく、感染すると突発的に、下痢、嘔吐、発熱などの症状が現れます。

そして、その感染経路には次の3通りが知られています。

1) ノロウイルスに汚染された生牡蠣や貝類を十分に加熱しないで摂取した場合

2) ノロウイルスに感染した人が、十分に手を洗わずに調理をすることで、食品が汚染され、その食品を摂取した場合

3) ノロウイルスを含む糞便や吐瀉物を処理した後、手に付いたウイルスや不適切な処理で残ったウイルスが口から取り込まれた場合

一見すると、1のように、直接的に原因食材を食べる経口感染が感染経路として多いように思いがちですが、アメリカの統計によると、経口感染はわずか5%で、それ以外の85%は人から人への感染という報告がされています(残り10%は原因不明)。

つまり、2や3のような感染した人の手に付着したウイルスや、便や吐瀉物から排出されたウイルスが他の人へ感染する例が非常に多く、この他にも感染者の咳などによる空気感染が知られています。

そして、この空気を介して感染する期間は平均1~2日程度とされていて、あまり感染する確率は高くなく、同じように唾液によってうつる期間も短く、可能性としては低いそうなので、感染した赤ちゃんにキスをしたお母さんがうつるとは限りません。

ただし、感染者の便や吐瀉物に含まれるウイルスは、症状が治まった後もウイルスが排出され続け、1~4週間の間は検出されるという結果報告が出ているため、注意が必要です。

そのため、ノロウイルスに感染した人が家庭内や学校内に現れたら、マスクを着用し、手洗いを徹底するのはもちろんのこと、便や吐瀉物の処理には十分注意し、乾燥しないうちに拭き取って消毒を行うようにしましょう。

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ノロウイルス感染予防に塩素系消毒剤を常備しよう!

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ノロウイルスの感染経路では、便や吐瀉物に含まれるウイルスが長期間排出されるため、その処理をした人がうつりやすいということをお伝えしましたが、いざ家庭内で感染者が現れた場合、すぐに消毒ができるよう自宅で作れる消毒剤を常備しておきましょう。

そして、ノロウイルスに効果的な消毒剤の作り方は簡単で、キッチンハイターなど家庭用の漂白剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウムが有効なので、これを200倍程度に薄めたものをスプレー容器に入れておきましょう。

それから、感染者が吐いた後や便がついた便器などは、このスプレーを吹きかけ、使い捨てのキッチンペーパーで拭き取りましょう。

また、このとき、吐瀉物があった場合だけでなく飛び散った可能性も考えて広範囲を拭くと良く、おもちゃやドアノブ、食卓や手ふきのタオルなどにも注意しましょう。

そして、掃除に使った雑巾やタオルなどは袋に密閉して捨てるようにし、吐瀉物などが付着した衣類は消毒液を加えた水にしばらく浸けてから、他の洗濯物とは別にして洗うことをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ノロウイルスの感染経路と割合や、唾液と空気感染の期間についても詳しくお伝えしました。

まず、ノロウイルスの感染経路は経口感染、接触感染、空気感染の3種類があり、その割合は、直接食品を口にする経口感染は5%しかなく、それ以外の85%は接触感染や空気感染といった人から人へうつるものなのでしたね。

そして、空気感染の期間は1~2日程度で確率として低く、唾液も感染経路としてはあまり例がないので、症状が治まった後もウイルスが1ヶ月間くらい排出される便や吐瀉物を触れるなどしてうつる感染経路に注意が必要なのでした。

なので、万一の際に対処できるよう次亜塩素酸ナトリウムの消毒液を常備すると予防になりますが、ウイルスには複数種類あって、一度かかっても別のタイプのノロウイルスに感染する可能性もあるため、根本的な予防のために次の記事もチェックしましょう!
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