顔のアトピー向けの市販薬のおすすめ!治らない原因についても!

画像1アトピー性皮膚炎は、食べ物など様々なアレルゲンに対する反応で現れる皮膚の炎症で、人によって症状が現れる部位は様々で、顔にアトピーができることもあります。

なので、顔のアトピーの改善方法や、治らない原因、また、赤みや汁などの症状について知りたいのではないでしょうか?

また、顔のアトピーを治療するための市販薬のおすすめや、ステロイドを使って良いのかといったことも気になりますよね。

そこで今回は、顔のアトピー向けの市販薬のおすすめや、治らない原因についても詳しくお伝えしていきます。

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顔のアトピーの症状は?なぜ治りにくいの?

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アトピー性皮膚炎は、食べ物以外にもハウスダストやダニ、洗剤など様々なものが原因で症状が現れ、炎症が起きる部位も人それぞれですが、子供の場合は汗がたまりやすい部位にできることが多いようです。

一方で、大人の場合は顔にだけアトピーができる方もいて、その原因は洗顔料や化粧水の使用で顔の水分量が少なくなり乾燥しやすくなっていることなどが考えられるそうです。

そして、症状としては主に首から上に強く症状が現れ、首の横皺に沿って切れたような赤い線が出て、顔が人一倍赤黒くなり、乾燥やただれなどの様々な皮膚トラブルを起こします。

こうした症状は特に、皮膚が薄い目の周りや口の周りにできやすく、口元は食べ物が口の周囲につくことで他の部位より刺激を受けやすいことから悪化することが多いのですが、もとから色白で皮膚が薄く、赤ら顔の方は皮膚が弱い傾向にあるので特に注意が必要です。

それから、アトピー症状がひどくなると、赤くなった場所から皮膚の下がただれて真っ赤になり、遠目で見ても赤黒くなっているのが分かるくらいひどくなる場合があり、色の変化に比例して強さが増し、顔だけ痒いはずが全身痒いような気持ちになるほどです。

そして、痒みを我慢できずに掻いてしまうと、さらに痒みが増すので痒みのループに入ってしまい、繰り返し皮膚を掻いていると皮膚の表面が傷つき、かさぶたのように皮膚が硬くなってきて、剥がれ落ちてきます。

また、繰り返し掻いていると、皮膚の表面を修復する時間が十分に与えられず、皮膚がもとに戻る間もなく次の炎症を起こすため、掻くとジクジクした浸出液やリンパ液が出てきて、この体液は黄色みを帯びており、菌が感染すると悪臭が漂います。

そして、不潔な手で掻きむしることで皮膚が傷つき、場合によっては傷跡が残ってしまう原因になるので、手のひらはいつも清潔な状態を保つようにしましょう。

このように、顔のアトピーは他の部位に比べて衣服などで紫外線や他の刺激物からも守ることが難しく、常に露出しているために、つい手をのばして掻いてしまうことで悪化しやすいため、症状の改善が難しくなかなか治りにくいとされています。

顔のアトピーの改善方法は?市販薬のおすすめやステロイドも

顔のアトピーが現れるのは、

・睡眠不足やストレス

・乱れた食生活

・汚れた寝具

・化粧品

などが原因になっていると考えられています。

そのため、顔のアトピーを改善するにはまず、

・寝具は定期的に洗い、清潔に保つ

・夜22時以降は睡眠を取り、直前までスマホを見ることなどは避ける

・栄養バランスの取れた食生活を心がける

・肌に合った化粧品に切り替える

など、基本的な対策が必要となります。

食事や睡眠などはもちろんのこと、化粧品には石油由来のものが成分として含まれていることが多く、使用直後は赤みを増すなどのトラブルは現れていなくても、長く使っていくにつれアレルギー反応が生じ、アトピーの原因になることもあります。

また、アトピーの時は乾燥を防ぐために保湿を意識するあまり、クリームなどをたくさん塗りがちですが、保湿は余分な脂肪分を生むため、アトピーを悪化させることもあるので、改善の時期に応じて量を調節するようにしましょう。

アトピーの治療でおすすめの市販薬は?ステロイドについても

アトピーの改善には、基本の対策に加え、日常的に生じる痒みを抑える抗炎症薬が必須ですよね。

そして、アトピーで皮膚科を受診すると、ステロイドを処方されることが多いのですが、顔は皮膚が薄く、特に目の周りや口の周りにステロイドを使用すると、皮膚がさらに薄くなったり発赤などの副作用が生じる場合があります。

そのため、アトピー治療のために市販薬を選ぶ場合は、次のようにステロイド非配合薬か、ステロイドが比較的弱めで、アンテドラッグタイプの塗り薬をオススメします。

1) IHADA プリスクリードAA

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非ステロイド性の抗炎症成分によって肌の表面と内側の炎症部位を鎮めさせることができ、また、皮膚の新陳代謝を高めることができるのでなめらかな肌を取り戻すことができるとされています。

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2) ポリベビー

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赤ちゃんのおむつかぶれなどにも使える安心の市販薬で、非ステロイド性の抗ヒスタミン剤が痒みに効き、炎症を治すビタミンAなども配合されています。

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3) ダイアフラジンA軟膏

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こちらも赤ちゃんから使える市販薬で、アトピーのように何度もぶり返す痒みや湿疹を抑える効果があるそうです。

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4) ユースキン

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辛いアトピーの痒みを早く何とかしたいときには、ユースキンがおすすめで、使いやすいクリームタイプなので広い範囲に塗ることができます。

そして、痒みを抑えてくれるだけでなく、乾燥したアトピー肌に適度な潤いを与えてくれます。

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5) 紫雲膏

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紫雲膏は病院でも処方されることの多い漢方の塗り薬で、独特の臭いのある紫色をした薬のため、寝具や衣服などにつかないように気をつける必要はありますが、アトピー改善に穏やかな効果があり、オススメです。

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6) オイラックス PZ軟膏

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ご紹介する中で唯一ステロイド配合の薬ですが、アンテドラッグといって、皮膚の表面では効果を発揮し、皮膚内部では低活性になるため、ステロイド特有の副作用が起きにくいとされています。

そして、塗り込んだ時に少し肌が熱く感じますが、すぐに治まるとされていて、すばやく痒みを抑えてくれるので、症状があまりにひどい場合に少量使用すると良いでしょう。

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このように、アトピー治療のためにオススメの市販薬は様々なものがありますが、実際に薬局で購入する時は、必ず薬剤師にアトピーの症状の程度を見せながら相談し、適切なものを選ぶようにしましょう。

そして、特にステロイドを使用する場合は、目の周りや口の周り、首や耳の周りなど皮膚が薄い部分の使用は避けるようにし、できるだけ皮膚科を受診して処方されたものを使用することをオススメします。

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「顔だけアトピー」に似ている症状は?

顔のアトピーは、大人になってから突然現れることが多く、次のような症状と見分けがつきづらく、間違えてしまうことがあるので、注意しましょう。

1) 脂漏性湿疹

脂漏性湿疹は、生まれたばかりの赤ちゃんがかかりやすい皮膚炎ですが、大人でもかかることがあり、マラセチアというカビが皮脂を脂肪酸に分解していく時に起こることが原因とされています。

そのため、ステロイド軟膏などを使用してもなかなか症状が改善しない場合や、顔の中でも髪の生え際にフケが過剰に出る場合は脂漏性湿疹を疑い、皮膚科を受診するようにしましょう。

2) 化粧品かぶれ

肌に合わない化粧品を使用してしまった場合でも、皮膚がかぶれてアトピーのようになることがありますが、化粧品かぶれの場合は顔全体が赤くなったり、部分的に炎症を起こしたり、乾燥肌のようにかさついてくるそうです。

そして、肌にとって予想以上に強い刺激があったり、化粧品の中に含まれる成分に対して現れるアレルギー反応の一種なので、アトピーの一部とも言えるのですが、これについては化粧品の使用をやめると治ります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、顔のアトピー向けの市販薬のおすすめや、治らない原因についても詳しくお伝えしました。

まず、顔のアトピーは首から上に湿疹が集中して、食べ物や日光などの刺激も多いのでなかなか治りにくく、赤みや体液などが出て、体液に菌が感染すると異臭が出るなどの症状がありましたね。

そのため、まずは生活習慣や化粧品を見直した上で、痒みを抑えるため、非ステロイドの市販薬をオススメし、痒みがひどくステロイド入りのものを使うならアンテドラッグのオイラックスが良く、目の周りなど皮膚の薄い部分は避けると良いとのことでした。

また、顔のアトピーに似た症状で脂漏性湿疹や化粧品かぶれがあり、この場合はアトピー用の薬を塗っても治らないので、見分けるようにするとのことでしたね。

顔は常に露出しているためになかなか治りづらく、改善した後も再発することが多い部位なので、予防方法も次の記事でチェックしておきましょう!
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「アトピーの予防や掻きたい衝動などの症状を改善する方法!」についての記事はコチラ!?

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