アトピーで目の周りが赤い時の対処法や薬のおすすめ!色素沈着も

画像1アトピーでは、目の周りは乾燥などの条件が重なって、赤みやかゆみといったトラブルが出やすい場所です。

そして、目の周りというのは、かゆいからといって掻きすぎてしまったりすると、思わぬ合併症が起こることがあるので注意が必要な場所でもあります。

しかし、アトピーの薬を使いたくても、目の周りに薬を塗るということに抵抗があったりして、どうしたらいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はアトピーで目の周りが赤い時の対処法や使える薬の他、掻いた後に起こりがちな色素沈着の対処法も合わせてご紹介します。

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アトピーで目の周りが赤くなってしまうのはなぜ?

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アトピーにおいて、目の周りが赤くなってしまうことが多いのは、この部分の皮膚が顔の中でも薄くて乾燥しやすく、また瞬きや表情の変化によって動くことでかゆみが出やすいということが原因です。

そして、我慢できずに掻きすぎてしまったり、寝ている間などの無意識の間に擦ったりしてしまうと、まぶたや眼球を傷つけてしまうばかりではなく、傷から細菌が侵入して感染症のリスクも高くなります。

さらに、白内障や網膜剥離といった、手術が必要になるような重い合併症が生じることがありますので、目の周りの赤みの対策はきちんとしておきたいものですね。

アトピーで目の周りが赤い時の対処法はこれ!

目の周りが赤い時の対処法は、やはり「掻かない」ということと、「保湿を心がける」という2つが挙げられます。

まず、これ以上炎症をひどくしないためには掻かないというのは一番大切なのですが、同時に一番難しいことでもあります。

しかし、かゆい部分を保冷剤などを利用して冷やしたり、かゆみが出ないように入浴や室温調節などを工夫して体が温まりすぎないようにすることでかゆみの発生をある程度減らすことが可能です。

また、寝ている間にどうしても触ってしまうという場合には、ミトンなどで手を保護してしまうという方法もあります。

そして、保湿をすることで患部を外部の刺激から守り、かゆみが起こることを防ぐことができますので、ワセリンなどの刺激のないものを使って保湿を忘れずに行うようにしてください。

アトピーで目の周りが赤い時の薬のおすすめはこれ!

アトピーで目の周りが赤い状態を早く治したい時には、病院で薬を処方してもらうのが確実ですが、ドラッグストアなどで手に入る市販薬にもいくつか使用できるものがあります。

その中でも、病院では、短期間、目の周りに使っても安全な弱いステロイド剤の他、プロトピック軟膏という免疫抑制効果のある薬が処方されることが多いようです。

しかし、プロトピック軟膏は日光に当たってはいけない他、免疫反応を抑えることによる副作用などいくつかの注意点がありますので、使用の前には医師や薬剤師から使用法の説明をきちんと受けた後に使うようにしてください。

一方、市販で手に入る薬としては、エマゼン軟膏やオイラックスデキサS軟膏といった弱いステロイド剤の他には、ポリベビーや紫雲膏などの非ステロイド系の軟膏があります。

特に、ポリベビーや紫雲膏はステロイドが入っていないので安心して使えますし、アトピーの湿疹が改善したという声も多いようです。

ですが、症状が長引く場合や悪化するような場合には使用を中止し、皮膚科の医師の診断を受けた方がいいでしょう。

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アトピーの色素沈着はなぜ起こるの?

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さて、アトピーの赤みが引いた後に、その部分が黒ずんで色素沈着が起こってしまうという場合がありますが、これは肌のターンオーバーが上手くいかずに、アトピーを掻いてしまったことによるダメージが消えずに残ってしまっていることが原因です。

もう少し詳しく説明すると、掻いてしまった部分の肌にはそのダメージからの防御反応によってメラニン色素が作られるのですが、通常であれば新陳代謝によってそれが徐々に新しい皮膚に変わっていくはずのものがそのまま残ってしまっているのが色素沈着の原因なのです。

特に、皮膚が乾燥しやすいアトピー肌の人は、肌の新陳代謝が本来のサイクルで行われずに、このような色素沈着が起こりやすくなっていると考えられます。

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アトピーの色素沈着への対処法はこれ!

アトピーの色素沈着への対処法は、「保湿」と「規則正しい生活」を行い、肌の新陳代謝を正常な状態に近づけることです。

まず、保湿についてはワセリンや馬油など自分に合うものを見つけ、毎日欠かさず行うようにしましょう。

なお、クリームなどを塗るのは、お風呂から上がった直後、肌がお湯でしっとりしている時に行うようにし、潤いを逃さないようにすると効果的です。

また、規則正しい生活や野菜中心の食生活などを続けることでも肌の状態はかなり変わってきます。

特に、体のダメージが修復されるゴールデンタイムと呼ばれている夜22時から2時の間にはできるだけ睡眠に当ててみてください。

そして、これらのことと平行して、ビタミンCを積極的に摂ったりすることで、少しずつ肌の状態が変わっていくでしょう。

ただ、どうしてもすぐ治したいというような場合には、レーザー治療などの方法もありますので、一度皮膚科の医師に相談してみてください。

まとめ

いかがでしたか。

アトピーで目の周りが赤い時には、かゆくても掻くのを我慢して、保湿や薬を使って炎症を抑えることが一番の対策です。

そして、掻きすぎてしまうと、まぶたや眼球を傷つけるだけでなく、重い合併症が起こることがあるので注意しましょう。

また、掻いてしまった後に出来やすい色素沈着は、肌のターンオーバーを正常なサイクルに戻してあげることで少しずつ改善することができますので、生活習慣の改善などにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

今回ご紹介した以外にも、自分なりの掻かずにいられる方法を見つけて、できるだけアトピーの肌トラブルを減らしたいですね。
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「アトピーの予防や掻きたい衝動などの症状を改善する方法!」についての記事はコチラ!?

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