赤ちゃんの胃腸炎の期間や離乳食の注意点!下痢はいつまで続く?

画像1赤ちゃんは大人に比べて胃腸炎に非常にかかりやすいので、注意が必要です。

そのため、赤ちゃんの胃腸炎では下痢がいつまで続くかといったことや、熱などの症状が現れる期間や、離乳食など食べ物の注意点が気になりますよね。

また赤ちゃんの胃腸炎では細菌やウイルスの潜伏期間や、大人にもうつるのかといったことが知りたいのではないでしょうか?

そこで今回は、赤ちゃんの胃腸炎の期間や離乳食の注意点や、下痢はいつまで続くのかといったことについて詳しくお伝えしていきます。

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赤ちゃんの胃腸炎の症状や期間は?下痢はいつまで続くの?

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赤ちゃんは消化器官が未発達であるため、急な下痢や嘔吐の症状が出やすく、また大人に比べて免疫力が低いため、細菌やウイルスに感染しやすい傾向にあります。

そのため、胃腸炎の中でも細菌やウイルスへの感染が原因で起こる急性胃腸炎にかかりやすく、この2つは次のような原因と特徴があると言われています。

1) ウイルス性胃腸炎

ウイルス性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルスなどが原因で起こり、感染経路は病原体が付着した手で口に触れることによって起こる接触感染と、病原体が付着した食品などを食べて感染する経口感染の2つです。

ただ、赤ちゃんの場合は食事が母乳や離乳食など、食材も限られるため、経口感染よりも、原因となる食材を食べた大人からうつることが多いとされています。

そして、ウイルス性胃腸炎は冬から春にかけて流行し、特にロタウイルスによる胃腸炎の症例が多く、1歳以下の赤ちゃんは急速に症状が進行するため「乳児嘔吐下痢症」とも呼ばれています。

2) 細菌性胃腸炎

細菌性胃腸炎は、カンピロバクターやO157など様々な細菌への感染が原因になって起こる胃腸炎です。

そして、病原体が付着した食品を食べることで感染する経口感染が主体で、人から人への接触感染はウイルス性胃腸炎に比べると少ないので、赤ちゃんの胃腸炎はほとんどの場合がウイルス性胃腸炎であるそうです。

それから、症状としては、

・下痢、腹痛

・嘔吐

・水便

・風邪症状

・痙攣

などが現れるのですが、ウイルス性胃腸炎の場合は便の色や臭いに特徴があるようです。

そして、ロタウイルスの場合は、便が水っぽく白色をしていて、酸っぱい感じがあり鼻につく強い異臭がして、ノロウイルスの場合は便の色は白色で水っぽいのですが、臭いが生臭く耐えられないほどの臭いであることが特徴だそうです。

また、発熱もあるので、乳児が突然こうした症状にかかると、風邪や、他の細菌による病気との見分けがつきにくく、焦ってしまうお母さんが多いと思うのですが、便の臭いや色の特徴をしっかりとらえて、確認すると良いでしょう。

赤ちゃんの胃腸炎のウイルスの潜伏期間は?症状が続く期間も

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赤ちゃんの胃腸炎に多いウイルス性胃腸炎は、原因の病原体によって潜伏期間が異なりますが、平均して1~3日程度潜伏し、その後症状が現れることが多いそうです。

そして、ノロウイルスの場合は平均して24~48時間ほど症状が続き、ロタウイルスは平均5~6日間と、ロタウイルスの方が体力を消耗しやすく、つらい症状が続くと言われています。

しかし、きちんと対処していけば、1週間以上症状が続くことはなく、逆に2週間近く続いて、便に血などが混ざるようになると非常に危険とのことなので、注意しましょう。

赤ちゃんの胃腸炎の対処法や離乳食の注意点!大人にもうつるの?

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赤ちゃんの胃腸炎の対処法で最も気をつけなければならないのが脱水症状です。

そして、胃腸炎では激しい嘔吐と下痢が続きますが、赤ちゃんは自分で言葉にして症状を伝えることができないので、急速に症状が悪化し、気づいた時には脱水症状に陥ってしまいます。

そのため、水分を補給しようとしても嘔吐があるため満足に水分補給ができない場合でも、湯冷ましや温めた麦茶などを少しずつ飲ませて、よく観察するようにしましょう。

また、乳児用のイオン飲料もオススメで、母乳でも十分なので、少しずつこまめに飲ませてあげるようにしましょう。

赤ちゃんが胃腸炎の時の離乳食は?

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赤ちゃんが胃腸炎にかかると、胃腸は非常に大きなダメージを受けているため、基本的には水っぽい便が出ている間は無理して食事をさせなくて大丈夫です。

そして、離乳食でも中期や完了食に近づいている子でも、初期の離乳食のように、水の分量が多い重湯を作って食べさせたり、りんごのすり下ろしなどもオススメです。

それから、便の回復具合を見て、少しずつ普段の食事に戻すと良く、しばらくの間は、胃腸への刺激になる柑橘系の果物や、食物繊維が豊富な野菜を使うことは控えるようにしましょう。

赤ちゃんのウイルス性胃腸炎はうつる?

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赤ちゃんの胃腸炎は、大人から子供への接触感染が多いことをお伝えしましたが、逆に赤ちゃんから大人にうつることもあります。

そのため、家庭内感染が広がって、ひどい場合には家族全員が胃腸炎で倒れてしまい、なかなか回復できないという辛い状態に陥ってしまいます。

なので、赤ちゃんがウイルス性胃腸炎にかかった疑いがあるようなら、便や吐瀉物の処理には十分な注意が必要ですので、次をポイントに対処するようにしましょう。

・おむつ交換や、吐瀉物などの拭き取りなどの際にはこまめに消毒

赤ちゃんの胃腸炎では、おむつなどについた下痢などの他にも、頻繁に吐いてしまうことで衣服や家具に吐瀉物がついたり、おもちゃにも付着したりと、ケアをしなければならないところが多数あります。

そのため、赤ちゃんが胃腸炎に感染し、その吐瀉物や便などを処理する時には、必ず使い捨ての手袋とマスクを装着して、ペーパータオルでくるんで捨てるようにし、家具に付着した場合はその部分に別のペーパータオルをかぶせましょう。

そして、キッチンハイターを希釈した消毒液をペーパーの上からふきかけ、しばらく放置してから拭き取ってゴミ袋に捨てるようにし、衣服やおもちゃなども浸けおき洗いをすることが必須で、洗濯機にかける時は他のものと個別にするようにしましょう。

また、感染した赤ちゃんが入浴した後は、お風呂場の消毒も必要になるので、赤ちゃんは最後に入浴させ、消毒液ですみずみまで洗い、その時も手袋をして直接触れないようにすることが重要です。

・手洗い、うがいを徹底して睡眠や栄養をよく補給する

こうしたこまめな消毒以外にも、日頃から手洗い、うがいを徹底し、衛生的に過ごしながら、睡眠や栄養を十分にとって体の免疫力を高めることで、細菌やウイルスに感染しにくい体を維持することも大切ですね。

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こんな症状には注意!

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赤ちゃんが胃腸炎にかかると、水分補給を泣いて嫌がるので、お母さんも与えるのが難しく、気づいた時には脱水症状になりかねません。

そして、

・唇、口の中、皮膚がカサカサしている

・おしっこの量がいつもより少ない、減っている

・泣いても涙が出ない

・顔色が悪い

・元気がなくぐったりしている

・皮膚にハリがない

といった症状が現れている場合は、非常に危険なので、自宅での対症療法をやめて、すぐに病院へ行き、経口補水液など栄養成分を点滴で投与してもらうようにしましょう。

また、頻繁に下痢をしている時には、おしりがかぶれやすくなるので、汚れたら基本的にはお風呂のシャワーなどで流してあげると良く、市販のおしりふきなどでこすると、汚れが流しきれずウイルスが肌に付着したままになるのでオススメできません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、赤ちゃんの胃腸炎の期間や離乳食の注意点や、下痢はいつまで続くのかといったことについて詳しくお伝えしました。

まず、赤ちゃんの胃腸炎は病原体に感染した手が口に触れる接触感染で起こることが多いので、ウイルス性胃腸炎の場合が多く、ロタウイルスやノロウイルスが代表的で、冬から春にかけて流行するのでした。

そして、潜伏期間は1~3日で、下痢などの症状はノロウイルスの場合が1~2日で、ロタウイルスの場合は6日ほど続くのでした。

そのため、対処法としては湯冷ましや麦茶を少しずつ与え、食事は無理して与えなくて良く母乳でも十分で、便の回復具合を見ながら食事を元通りにすると良いとのことでした。

それから、大人にもうつるので、吐瀉物などの処理には消毒が必須とのことで、最も気をつけなければいけないのは赤ちゃんの脱水症状なので、様子がおかしかったら病院へ行って、点滴治療を受けるようにしましょうね!

胃腸炎を効果的に予防するにはどうしたら?

胃腸炎にかかると激しい症状に襲われ、点滴などを行わないと脱水症状などの危険性もあるので、つらいですよね。

ただし、胃腸炎の原因となる細菌やウイルスが含まれた食材は、見た目では臭ったり色が変化しているわけではないので、分かりづらく、判断することが難しいそうです。

また、いくら手洗いなどで物理的に予防しようとしても、どうしても限界がありますよね。

なので、胃腸炎を予防するには普段から効果的な食べ物を食べて、胃腸の環境を良くしていくことが鍵なので、チェックしてみましょう!
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