胃腸炎のウイルスの種類や生存期間!いつまで死滅せずに残る?

1ウイルス性胃腸炎に感染すると、腹痛や下痢、嘔吐や発熱など、身体がぐったりしてしまうほどのツライ症状に苦しめられますよね。

ただ、胃腸炎といってもウイルスの種類はいくつかあり、それぞれ潜伏期間や生存期間は異なるのだとか。

そのため、自分や身近な人がウイルス性胃腸炎に感染してしまった場合、どのウイルスかを知ることで、その後の対処も変わってくるようです。

そこで今回は、胃腸炎のウイルスの種類と生存期間や潜伏期間、いつまで死滅せずに残るかについてをご紹介いたします。

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胃腸炎のウイルスの種類と生存期間や潜伏期間はコチラ!?

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胃腸炎のウイルスの種類として、主に「ノロウイルス」と「ロタウイルス」がありますので、それぞれについて解説していきますね。

・ノロウイルス

ノロウイルスによる胃腸炎は秋から冬にかけて流行し、子どもから大人まで全年齢が感染しやすいウイルスのようです。

そして、ノロウイルスの場合、嘔吐は2日ほどで緩和し、下痢も長くて5日ほどで落ち着くと言われています。

また、ノロウイルスの潜伏期間は約2日ですが、1〜2週間ほどは死滅せず便のなかに生存するので、もし赤ちゃんや介護が必要な方が感染した場合は、おもつ交換の際に注意が必要です。

残念ながらノロウイルスには特効薬はありませんし、予防ワクチンもありませんので、感染したら対症療法で回復を待つしかないようです。

・ロタウイルス

ロタウイルスによる胃腸炎は冬から春にかけて流行し、主に乳幼児が感染しやすいウイルスのようです。

そして、ロタウイルスの場合、嘔吐は2日ほどで緩和しますが、ノロウイルスよりも下痢が長引く傾向があり、1週間ほど続くこともあるのだとか。

また、ロタウイルスの潜伏期間は約3日で、1週間ほどは死滅せず便の中に生存するので、ノロウイルスと同様に、おむつ交換の際に注意が必要です。

さらに、ロタウイルスは乾燥している場所だとさらに生存期間が伸びるようで、便の中でなくても10日間ほど生存し続けるようです。

そのため、乾燥している冬場は特に感染しやすいため、加湿器などを使って適度に湿度を保つようにしてくださいね。

そして、ロタウイルスは感染後の特効薬はありませんので、ノロウイルスと同様に対症療法になりますが、予防ワクチンは「ロタリックス」と 「ロタテック」の2種類があるようです。

ロタウイルスの予防ワクチンについてはコチラ!?

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ロタウイルスのワクチンの接種は数回に分けて行うそうで、ロタリックスの場合は2回、 ロタテックの場合は3回に分けて接種するのだとか。

そして、それぞれの接種時期には制限があり、ロタリックスの1回目は生後6週以降20週までに、2回目は生後10週以降24週までに接種が必要だと言われています。

一方、ロタテックの1回目は生後6週以降24週までに、2回目は生後10週以降28週までに、3回目は生後14週以降、32週までにと決まっているようです。

特にロタウイルスは乳幼児が感染しやすいですし、ノロウイルスよりも重症になりやすい傾向があり、脳症などを引き起こす危険性もあるので、できれば予防ワクチンを受けておきたいですよね。

しかし、ロタウイルスの予防ワクチンは任意接種のため、総額で3万円程度の費用がすべて自己負担になってしまうのだとか。

ただ、生後6カ月までの乳児については補助のある自治体もあるそうなので、ご自身が暮らす町の自治体が適用しているか、ぜひ調べてみてくださいね。

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胃腸炎のウイルスから感染を防ぐ方法はコチラ!?

ノロウイルスには予防ワクチンはありませんし、ロタウイルスの予防ワクチンも任意接種のため高価であることから、まだあまり広まっておらず、感染を防ぐのは日々の対策が大切と言えます。

ただ、ノロウイルスもロタウイルスも一般的なアルコール消毒では死滅しませんので、熱心に家のあちこちをアルコール消毒しても感染してしまうようです。

そのため、もし、ノロウイルスとロタウイルスを消毒したいのであれば、「次亜塩素酸ナトリウム」を使う必要があるそうです。

ただ、どちらのウイルスもあっとゆうまに増えますし、全てを完全に除菌するのは不可能と言えるのだとか。

そのため、ウイルスが身近にあっても感染しないように、日々の健康管理をきちんとすることで、免疫力を低下させないことが一番の感染予防になるようです。

また、どちらのウイルスも排泄物に残りますので、赤ちゃんに感染が疑われる際はビニール手袋などをして、おむつ交換を行うことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、胃腸炎のウイルスの種類と生存期間や潜伏期間、いつまで死滅せずに残るかについてをご紹介いたしました。

胃腸炎のウイルスには「ノロウイルス」と「ロタウイルス」があり、特に乳幼児が感染しやすいロタウイルスの方が症状が長引きやすく、重症化しやすいことがわかりました。

そして、ノロウイルスには予防ワクチンは無く、ロタウイルスも3万円程度と高価であるため、日々の食事や健康管理で感染を予防していきたいですね。
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