虫刺されで毛虫の症状と薬等の対処法!セロハンテープの使い方も

虫刺されというと蚊やダニのイメージが強く、赤い腫れや痒みや痛みの症状が多いですが、毛虫による虫刺されもありますよね。

なので、毛虫による虫刺されではどのような症状が出るのか、また、薬等の対処法を知りたいのではないでしょうか?

また、毛虫による虫刺されには、セロハンテープも使えるそうなので、その使い方が気になりますよね。

そこで今回は、虫刺されで毛虫の症状と薬等の対処法や、セロハンテープの使い方について詳しくお伝えしていきます。

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虫刺されで毛虫の場合の症状は?

春の桜が散って、新緑が生える頃になると、木から毛虫がぶら下がっているのを目にしたことはないでしょうか?

そして、毛虫に直接触れて刺されるだけでなく、毛虫が生息している場所の側にいる間に、毒針が風にのって飛んできて刺されることもあります。

また、毛虫の毛は毒針毛と言い、毛虫に刺された時に起こる炎症のことを「毛虫皮膚炎」と言います。

毛虫皮膚炎の症状は?

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毛虫皮膚炎に感染すると、はじめは蕁麻疹のようにプツプツと皮膚が隆起した状態にかぶれてきて痒みが出始め、だんだんと痛痒くなってヒリヒリとした痛みが生じます。

そして、ひどい時には患部が水ぶくれになったり、発熱を伴ってアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

このように、毛虫に刺された跡の特徴としては、蕁麻疹によく似ていて、最初は赤くブツブツしたものが数カ所から数十カ所に増えていき、その後ブツブツと赤く腫れて蕁麻疹のようになります。

なので、蕁麻疹かと思っていたら、実は毛虫に刺された跡だったということがよくあるので、ブツブツと発疹が出ている部分をよく観察して、毒針が刺さっているかどうかで判断すると良いでしょう。

また、蕁麻疹は体全体に広がりますが、毛虫に刺された場合は部分的にしか広がらないのもポイントです。

以上が毛虫皮膚炎の基本的な症状ですが、毛虫にも色々な種類があって、場合によっては激しい痛みを伴ったり、症状が出る期間や刺されやすい時期も異なるので、次をチェックしましょう。

ドクガに刺された場合

ドクガの幼虫である毛虫の特徴は、最初はオレンジ色をしていますが、成長すると黒くなっていくので、黒とオレンジが混ざっているような見た目をしています。

そして、ドクガの毛虫には毒針がかなり多く、50万本から600万本とも言われていて、症状としては、痒みのある赤いプツプツができて、その後蕁麻疹のような発疹が現れ、痒みが非常に強いという特徴があります。

こうして、激しい痒みや痛みが2~3週間続き、時期的には5月から6月にかけて刺されることが多いです。

チャドクガに刺された場合

チャドクガの幼虫である毛虫の特徴は、最初は淡い黄色をしていますが、成長すると黒くなっていくので、黄色と黒が混ざったような見た目をしていて、ドクガよりもサイズが小さいです。

そして、症状はドクガと同じで、激しい痒みが2~3週間続きますが、時期的には4月~6月と、8月~9月に刺される場合が多いそうです。

イラガに刺された場合

イラガの幼虫である毛虫の特徴は、ドクガよりも太く短く、色が黄緑色をしています。

そして、イラガに刺された時の症状は、刺された瞬間に電気のようなぴりっとした痛みが走ることが多いため、イラガは別名を電気虫と呼ばれていて、刺された瞬間はかなり痛いそうです。

それから、痛みは1~2時間で治まることが多いですが、その後は腫れて痒くなることもあり、痒みは1週間続くことが一般的で、主に夏から秋にかけて刺されることが多いそうです。

毛虫による虫刺されの対処法やセロハンテープの使い方は?

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痒みを伴う場合、毒針毛が刺さったまま放置して患部をかき壊してしまい、針が皮膚の奥まで入ってきて症状が悪化する危険性があります。

そのため、毛虫に刺されたと気づいた時は、まず服を脱いでセロテープやガムテープで刺されたと思われる部分の毒針毛を抜き取りましょう。

それから、毛虫によっても針の大きさが違うので、針が見える大きさの場合はピンセットで針を引き抜き、それより小さい場合はテープで対応して、流水で洗い流し、痛みや痒みがある場合は氷水を当てて患部を冷やして下さい。

そして、抗ヒスタミンやステロイドの入った虫刺され用の市販薬を塗ると良く、「ムヒアルファEX」が様々な虫に対応している薬で腫れや痒みを抑えるのに効果的でオススメです。

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(関連記事:ムヒアルファEXのステロイドの強さや副作用と効く虫!ブヨには?

ただし、こうした対処をしてもなかなか痒みや痛みがひかない場合は、早めに皮膚科を受診して医師に診てもらうようにしましょう。

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毛虫に刺されてうつるって本当?!

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毛虫に刺された時に症状がうつるという話を効いたことがあると思いますが、これは毛虫に刺された人の服についた毒針毛などが、他の人の肌に触れて同じような炎症を起こしてしまうことが原因と考えられているので「うつる」という表現は間違いです。

そして、毛虫の毒針は、風で飛んだり、洋服を洗濯するときに他の洗濯物と一緒に洗ってしまうことで、他の人の肌を刺す原因となります。

そのため、毛虫に刺された時は個別に分けて洗濯を行い、干すようにしましょう。

このように、毛虫に刺される原因は、直接毛虫に触れること以外にも、既に刺された人の側にいたり、風にのって毒針が飛んできて刺されることもあるので、外で遊ぶときに不用意に木に近づかないようにしましょう。

特に、よく毛虫が生息している椿やバラ、桜などには注意が必要で、自然の中で遊ぶ時には、長袖と長ズボンを着るようにすると、木の近くにいても直接皮膚を刺されないように予防することはできます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、虫刺されで毛虫の症状と薬等の対処法や、セロハンテープの使い方について詳しくお伝えしました。

まず、毛虫による虫刺されでは、毛虫皮膚炎といって蕁麻疹のようにプツプツと発疹が現れ、だんだん痛痒くなりヒリヒリしますが、毒針が刺さっていることが特徴で、原因の毛虫によっては症状が出る期間や被害にあいやすい時期が異なるのでしたね。

そのため、3種類の毛虫の特徴や症状を紹介し、対処法としては毒針をセロハンテープで取り、患部を冷やしてから虫刺されの薬などを塗ると良く、治らなければ皮膚科に行くと良いということでした。

それから、毛虫の毒針は風で飛んできたり衣服の洗濯で他の人の皮膚に刺さることもあるので注意が必要で、アナフィラキシーショックなどを起こす場合もあるので、十分注意して、異変を感じたらすぐに医師を頼るようにしましょう!

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