溶連菌で目やにや目の腫れがある時は要注意!目の症状と対処法!

画像1夏の時期に保育園や学校などで、ものもらいに似た目の症状が流行ることがありますが、これは溶連菌という細菌の感染症だということをご存知でしたか?

そして、溶連菌感染症には様々な症状が現れますが、特に目やにや目の腫れが起きるときは注意が必要なので、詳しい症状や対処法を知っておきたいですよね。

また、溶連菌はどのようにして感染するのか、感染経路も気になるのではないでしょうか?

そこで今回は、溶連菌で目やにや目の腫れがある時の注意点や、目の症状と対処法について詳しくお伝えしていきます。

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溶連菌で目の症状や原因は?

溶連菌とは正式には溶血性連鎖球菌と言い、皮膚の化膿など様々な感染症の原因となる細菌で、7月~9月の夏の時期に子供の間で流行りやすいそうです。

そして、溶連菌はA群、B群、C群、G群に分類されますが、A群連鎖球菌による感染が大半を占めるため、溶連菌感染症と言うとA群連鎖球菌を指す場合が多いようです。

それから、溶連菌に感染すると、

・突然、38℃~39℃の高熱を発する

・のどに強い痛みが生じる

・舌の表面が白くなったり、しばらくすると赤くプツプツとした発疹が現れる

・リンパ節が腫れる

・口の中に多数の口内炎ができる

・皮膚に赤い斑点が生じる猩紅熱(しょうこうねつ)という皮膚症状が現れる

というのが一般的な症状ですが、他の様々な感染症や風邪と似たところがたくさんあるので、病院を訪れても医師でも判断に困ってしまうことが多いようです。

また、溶連菌感染症にかかると、人によっては前述の症状ではなく、目に症状が現れることがあり、これは皮膚の粘膜にまで溶連菌が飛び火した場合に現れます。

溶連菌による目の症状は?

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溶連菌で目に症状が出ると、目が赤く充血し、まぶたを中心に目が腫れたり、目やにが出て止まらなくなったりします。

しかし、こうした溶連菌による目の症状は、ものもらいと似ているので、対処法を間違えて体の中の細菌を退治することなく、結膜炎の目薬だけを使って対処しようとする方が多いので注意が必要です。

そして、溶連菌の治療が遅れると、中耳炎や急性腎炎や、血尿やリウマチ熱などの他の病気を合併する危険性もありますし、他の人へうつす可能性があるため、しっかり見分けて適切な対処を行うようにしましょう。

溶連菌による目の症状の対処法はコチラ!

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溶連菌感染症では、症状に個人差があるため医師でも判断に迷うことがあるそうですが、病院で細菌検査を行って溶連菌による症状だと判明した場合は、次の通り治療を行います。

・ペニシリン系の抗生物質の投与

溶連菌では、細菌を退治しない限り症状が治らないため、抗生物質を投与して体の中から治していきます。

そして、ペニシリンに対してアレルギーがある場合は、エリスロマイシンなどの薬を処方しますが、こうした抗生剤には副作用が伴うことが多く、倦怠感や吐き気や食欲低下などが心配されるので、あまりに辛ければ医師に相談し薬を変えてもらいましょう。

それから、必ず処方された容量を飲みきるようにし、途中でやめてしまわないようにすることが大切です。

また、目の症状に特別に目薬などを処方されることは少ないので、目やになどは水で濡らした清潔な綿棒でこまめに取ってあげると良いでしょう。

・ホームケア

抗生剤を服用している間は、副作用もあって体もだるいですし、目の症状以外にも発熱やのどの痛みなどを併発していることが多いので、無理をさせずに基本的には自宅で安静にするようにしましょう。

そして、食事は消化しやすく、喉の痛みがあっても飲み込みやすい雑炊やお粥などがオススメで、どうしても辛いようであれば、アイスクリームなどでもかまわないので、少しでもエネルギーを摂取できるようにしてあげましょう。

それから、熱が下がってきたら、入浴や外出をしても問題はありませんが、薬を飲みきってしばらく経つまでは、体は細菌との戦いで体力を消耗しているため、無理をしないことが大切で、栄養や睡眠をとって免疫力を上げるようにしましょうね。

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溶連菌の感染経路は?

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溶連菌は、咳やくしゃみなどの飛沫感染や、手や食品に菌が付着したものを口にすることでうつる経口感染が感染経路として知られています。

そして、子供同士はもちろん、免疫力が落ちている大人にもうつるため、家庭内での感染も心配ですね。

そのため、子供が感染した場合には、目やにを拭きとる時なども指で直接手で行わずに、綿棒などを使うと良く、使った後はすぐに捨てるようにし、タオルなどでぬぐったのであれば、そのタオルで他の人が顔や手を拭いたりしないよう共用を避けましょう。

それから、お風呂へ一緒に入浴する程度であれば問題ありませんが、飛沫感染なども心配されるので、できるだけ避けるようにすると安全ですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、溶連菌で目やにや目の腫れがある時の注意点や、目の症状と対処法について詳しくお伝えしました。

まず、溶連菌は夏の時期に子供の間で流行しやすい細菌の感染症で、発熱や喉の症状や、いちご舌や皮膚の発疹などが代表的ですが、稀に目の腫れや目やにといった症状も現れるのでしたね。

ただ、症状には個人差があることから、見た目では原因を判断しづらく、ものもらいなどと間違えて治療が遅れると、合併症や他の人へうつす危険性があるので注意が必要なのでしたね。

そのため、できるだけ早く病院を受診し、検査を行い陽性であれば、ペニシリン系の抗生剤を処方されるので、必ず最後まで飲みきり、自宅で栄養や睡眠をとると良いとのことでした。

溶連菌は接触や経口でも感染するため、家庭内感染にも注意しながら、できるだけ早く対処しましょうね!

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