水いぼと水疱瘡や蕁麻疹との違い!とびひとの違いについても!

1子どもにできやすい「水いぼ」は自然治癒するものですし、一度経験したら終わりではなく何度もできるものなので、慣れてくると病院に行かずに様子を見る人も多いと思います。

ただ、子どもが掛かりやすい皮膚疾患は、水いぼ以外にも「水疱瘡」や「蕁麻疹」、「とびひ」など様々な種類があり、それぞれ症状が似ている部分もありますよね。

そして、それらの皮膚疾患は水いぼのように自然に治らないものもあるので、病院で適切な治療をしてもらう必要があります。

そこで今回は、水いぼと水疱瘡や蕁麻疹との違い、そしてとびひとの違いについてもご紹介いたします。

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水いぼと水疱瘡の違いはコチラ!?

水いぼと水疱瘡では、「見た目」や「できる箇所」と「広がるスピード」、そして「かゆみがあるか」と「熱が出るか」に違いがあると言われています。

・水いぼについて

水いぼの正式名称は「伝染性軟属腫(なんぞくしゅ)」と言うウイルスによる感染症で、肌と肌が触れ合うことや、同じタオルを使うなどして接触感染する病気です。

まず水いぼの見た目ですが、1~5mm程度のぷっくりとしたできもので、透明もしくは白っぽい色をしています。

そして、胸やお腹、脇の下や膝の裏など擦れやすい場所にできやすく、水いぼが潰れて中の水分が出てしまうと付近の箇所に広がるので、全身に広がることはほとんど無いそうです。

また、水いぼにはかゆみや痛みはほとんど無いと言われていますが、アトピー性皮膚炎の症状がもともとある場合は、かゆみが伴うこともあるのだとか。

そして、水いぼで熱が出ることはほとんど無いと言われています。

・水疱瘡について

水疱瘡は「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因のウイルス性感染症で、くしゃみなどの飛沫感染と、触れ合うことなどで接触感染する病気です。

そして水疱瘡の見た目は、まず赤みがあることが特徴で、大きさはまちまちですが、水疱を含むものと虫さされのような見た目の場合と、どちらもあるそうです。

さらに水疱瘡は感染力が高く、2日程度であっという間に全身に広がり、強いかゆみを伴うのだとか。

また、38度程度の高熱が出ることも多いので、水いぼに比べて症状はつらいようですが、一度経験すると、その後に発症することはありません。

ただ、まだ軽めの段階で病院で適切な治療薬を処方してもらえば、治りも早まると言われていますので、早めに病院を受診することをおすすめします。

水いぼと蕁麻疹の違いはコチラ!?

蕁麻疹の見た目も赤みがあることが特徴ですが、大きさや形状には個人差があり、虫さされのようなものから、ミミズ腫れのようになることもあるようです。

実際、私も子どもの頃に蚊に刺されたような赤い虫さされが身体にでき始め、あっとゆうまに全身に広がってミミズ腫れになり、半日ほど病院で点滴を打った経験があります。

そして蕁麻疹の場合、かゆみがあることがほとんどのようですが、痛みがあるかは個人差があるようです。

私の場合は、蕁麻疹が全身に広がりかなり熱を帯びてしまったので、やけどのような痛みがあったのですが、チクチクと刺すような痛みの場合もあるのだとか。

また蕁麻疹の原因の多くは、食べ物や薬との相性や、虫などの接触によるもの、運動での発汗による肌への刺激など様々なようですが、感染症ではありません。

そして、症状は肌の表面に出ますが、症状を引き起こしているのは皮膚の表面下にある真皮層の部分なので、塗り薬だけでは効果が無いと言われています。

そのため、病院での治療はかゆみをおさえる効果のある抗ヒスタミン薬の内服や注射を行うことが一般的のようです。

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水いぼととびひの違いはコチラ!?

とびひの見た目は、大きめの水疱があることと、患部がじゅくじゅくしていることが特徴です。

そして、とひびの正式名称は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」と言い、ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌)が、皮膚に炎症を引き起こす伝染病です。

そのため、虫さされや傷口から感染することで、さらに水ぶくれを作り、その水ぶくれが破けることで皮膚がただれ、大きな傷へと発展していきます。

また、水いぼが治りかけたところで免疫力が落ちている時に、患部から感染してとびひになってしまうこともあるので注意が必要です。

そして「とびひ」という名前の通り、あっとゆうまに広がるので、殺菌作用のある「ゲンタシン軟膏」などの塗り薬と内服薬の併用で早めに治療をすることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、水いぼと水疱瘡や蕁麻疹との違い、そしてとびひとの違いについてご紹介いたしました。

水いぼ以外は自然治癒できずに放っておくと悪化するので、なるべく早めに病院で診てもらうことをおすすめします。

特にとびひは、すり傷などの傷口からだけでなく、水いぼや蕁麻疹の患部から始まることもあるので、注意が必要です。

そして、水疱瘡は皮膚が触れることや同じタオルを使う接触感染以外に、くしゃみなどで飛沫感染してしまうので、外出を避けるようにしてくださいね。

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