突発性発疹とあせもの違い!原因や対処法や注意点をチェック!

サムネイル赤ちゃんがかかってしまうことが多い突発性発疹ですが、熱が下がってから発疹が現れるようです。

しかし、夏場になると、あせもの症状と突発性発疹の症状が良く似ているため、判断がつきにくく不安に感じている親御さんも少なくないですよね。

また、初めはあせもだと思っていても、後になって考えてみると突発性発疹だったんじゃないかと思われる経験をした方もいるようです。

そこで、今回は突発性発疹とあせもの違いや原因や対処法や注意点をご紹介していきたいと思います。

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突発性発疹とあせもの違いは?

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突発性発疹は熱が下がった頃に現れるため、その発疹が突発性発疹なのか、それとも汗によるあせもなのか違いが分かりにくく判断しづらいですよね。

そこで、まずはそれぞれの特徴を見ていきたいと思います。

・突発性発疹

発疹が出る3日から4日前に39℃から40℃の高熱が続き、その熱が下がった頃にお腹や背中を中心に赤い発疹が出始めます。

その後、全身に発疹が広がって行き、2日から3日後には発疹が消えます。

また、この突発性発疹は一般的に痒みは伴わないのも特徴の一つですね。

さらに40℃もの高熱が出るので親御さんは不安に感じるかもしれませんが、この高熱は突発性発疹の特徴の一つで、高熱があってもお子さん自体は意外と元気だったりするようです。

・あせも

汗をかいたり、蒸れたりすると赤い発疹と共に痒みを伴います。

また、汗で蒸れやすい、頭や額、首筋や肘の内側や膝の裏側、また乳幼児は特にお尻など汗をかきやすかったり、蒸れやすい場所にできやすいのも特徴ですね。

この特徴を見比べてみると、高熱の後に全身に渡って赤い発疹が出て、痒みを伴わない場合は突発性発疹の可能性が高く、汗をかいた後や、蒸れやすい場所だけに赤い発疹が見られ、痒みを伴う場合はあせもの可能性が高いと言えるでしょう。

突発性発疹とあせもの原因は?

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では、そもそもこの二つの発疹の原因は何なのでしょうか。

・突発性発疹の原因

突発性発疹にかかるのは乳児に多く見られ、3歳までのお子さんのほとんどがかかったことのある疾患なのだとか。

そして、この突発性発疹の原因とされているのは、ヒトヘルペスウイルスへの感染です。

・あせもの原因

あせもの原因は汗をかくことや、蒸れたりすることによって汗管が詰まり、そのことによって痒みを伴う赤い発疹が出始めます。

また、発汗が良く皮膚バリア機能が弱い乳児などはオムツが蒸れることによって、あせもができやすいと言えますね。

そして、あせもは夏場にできやすいと思われがちですが、包帯を巻いていたり、ギプスをしていたり、風邪を引いている時に服を着こんでいたり、熱のために汗をかいたりしても汗管が詰まりやすく、あせもになる可能性がありますので、決して夏場だけのものではありません。

突発性発疹とあせものときの対処法はコチラ!?

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では、原因が分かったところで、それぞれの対処法を見ていきたいと思います。

・突発性発疹の対処法

合併症や重症化をすることは少ないですが、特効薬もありませんので、対症療法となります。

ですので、例えば高熱が続く場合は解熱剤を投与したり、下痢の症状がひどい時は整腸剤が出してくれたりしますので、病院は必ず受診するようにしましょう。

そして、高熱が続くため、こまめに水分補給をすることが大切になってきますので、その時は、水やお茶でなくても、果物の汁やお気に入りのジュースなどでもいいのでお子さんが飲みやすいものをこまめに取らせてあげるようにしてくださいね。

また、発疹そのものは2日から3日すれば治まっていきますし、痒みもないのでそのまま経過観察でいいでしょう。

・あせもの対処法

あせもは予防が重要になってくるので、まず汗をかいてしまったら、そのままにせずにシャワーなどですぐに洗い流すようにしましょう。

こうすることで、老廃物などが汗管を塞いでしまうことを予防することができますよ。

また、特に汗をかきやすい夏場は汗を吸い取ってくれたり、速乾性のある木綿などの素材の衣類を着ることや、汗をかいたら下着や服をこまめに着替えることも予防策になります。

それでも、あせもができてしまった場合は、痒みによって、掻き毟ってしまう可能性があるので、痒みを抑えてくれる抗炎症作用のあるステロイド外用剤を塗ってあげるようにしましょう。

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突発性発疹とあせもの注意点をチェック!

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ここで、突発性発疹とあせもになった場合の注意点をご紹介していきたいと思います。

・突発性発疹の注意点

突発性発疹にかかった場合、初期症状では判断がつきにくいため必ず病院を受診して医師の判断を受けるようにしましょう。

また、確定的な診断ができるのは熱が下がり体に発疹ができ始める頃で、その頃に体に抗体が作られるため血液検査で判断することができます。

ですので、判断が難しい場合は他の病気も考えられるので、抗生物質を処方されることもあるそうですよ。

しかし、突発性発疹だった場合は抗生物質は効かないので、熱が下がった後に発疹が見られる場合は、もう一度病院を受診し確実な診断を受けるようにしてくださいね。

・あせもの注意点

あせもができてしまった場合は、何よりも掻かないことが大切になってきます。

また、先にもご紹介したようなステロイド外用薬は有効ですが、ステロイド系の薬は小さいお子さんや妊婦さんには刺激が強いものになってしまいます。

そこで、あせもは掻かなければ自然と治っていきますので、痒みを抑える薬でも有効です。

・ムヒ ベビー 池田模範堂

痒みを抑えることに特化した薬です。

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また、小児科や皮膚科でステロイド系の薬をもらった場合は用法や用量をきちんと守り、小さいお子さんの場合は特に一週間以上使い続けないように気を付けてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、突発性発疹とあせもの違いや原因や対処法や注意点をご紹介いたしました。

そこで、突発性発疹とあせもを見分けるのに、鍵となるのは発疹が出る前に高熱があったかや、発疹が出た時の状況などを踏まえて判断することが大切だということが分かりましたね。

また、突発性発疹が全身に広がるのに対して、あせもは汗をかきやすい場所や蒸れやすい場所のみに症状が現れるので、そこも見分けるポイントです。

そして、どちらの症状にしても特にお子さんの場合は、勝手な自己判断をせずにきちんと病院を受診するようにしてくださいね。

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