溶連菌にセフゾンを使う時の注意点!効果や副作用もチェック!

画像1「溶連菌が流行っている」なんて話を小さいお子さんをお持ちの方はよく耳にするかもしれませんが、もしもそんな話を聞いたら、「うちの子は大丈夫かな?」なんて心配になりますよね。

また、溶連菌による感染症になってしまったら、抗生剤を使って治さなくてはならないのですが、抗生剤であるセフゾンを使う時の注意点は何かあるのかも気になりますよね。

そこで今回は、溶連菌にセフゾンを使う時の注意点と、その効果や副作用についても紹介いたします。

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溶連菌ってなに?

溶連菌とは、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌で、この溶連菌は主に喉に感染して、咽頭炎や扁桃炎などを引き起こします。

また、この溶連菌感染症の症状は、38度前後の発熱と、喉が腫れ痛むというものがあるのですが、3歳未満ではあまり熱が上がらないと言われています。

さらに、体や手足に小さくて赤い発疹が出たり、舌にイチゴのようなツブツブができたりしたり、頭痛や腹痛、首筋のリンパ節の腫れもみられるので、多種多様な症状があるといってもいいでしょう。

そして、この特徴としては、風邪などと違って咳や鼻水は出ないということもあるので、もしも上に書いたような症状が出ている場合は、溶連菌感染症を疑ってもいいといえるでしょう。

さて、このような溶連菌感染症にかかってしまった場合は、抗生剤を使って治す必要があります。

そこで、次は溶連菌に有効な抗生剤であるセフゾンを使う時の注意点やその効果や副作用について見ていきましょう。

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溶連菌にセフゾンを使う時の注意点!効果や副作用もチェック!

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そもそも溶連菌は細胞壁を持つ細菌なのですが、この細胞壁を持つ細菌に有効な抗生物質に「ペニシリン系抗生物質」や「セフェム系抗生物質」というものがあります。

そして、セフゾンはこのセフェム系抗生物質の一種なので、溶連菌感染症で医療機関を受診すると、治療にこのセフゾンが処方されることが多いのですが、セフゾンは溶連菌の細胞壁の合成を阻害することによって抗菌作用を示します。

しかし、副作用として、下痢などの胃腸症状、腹痛、発疹などが出ることがありますので、このような症状が出てしまった場合には医療機関を受診する必要があるので注意が必要ですね。

さらに、セフゾンを使う時の注意点としては、鉄剤、つまり貧血のお薬などと一緒に服用してしまうと、セフゾンの吸収を10分の1まで阻害してしまい、効果が弱まってしまうことがありますので、鉄剤と一緒には使わないように気をつけましょう。

また、抗生物質全体の注意点として、完治するまで薬を飲みきらないと再発してしまう可能性が出てしまうので、必ず完治の目安である10日間は服用しつづけるように注意しましょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まず、溶連菌は咽頭炎や扁桃炎などを引き起こす細菌で、細胞壁を持つため「ペニシリン系抗生物質」や「セフェム系抗生物質」という抗生物質が有効ということでしたね。

そして、セフゾンはそのセフェム系抗生物質の一種で、病気の原因となる溶連菌の細胞壁の合成を阻害することによって抗菌作用を示すということでした。

しかし、副作用として下痢などの胃腸症状、腹痛、発疹などが出ることがありますし、鉄剤などと一緒に服用してしまうとセフゾンの効果が弱まってしまうので、使用する際には注意が必要ということでした。

最後に、溶連菌はきちんと治療しないと何度も再発してしまう厄介な病気ですから、抗生物質を期間を守ってきちんと使用してしっかり完治させるようにしていきましょうね。

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