突発性発疹で口の中に出る場合や喉の腫れがある時の対処法!

1ほとんどの赤ちゃんが経験する「突発性発疹」の基本的な症状は、発熱後に湿疹が出るだけと言われています。

ただ、熱が出て発疹も出てきたけれど、何だかいつもより口の中を痛がるような動作をする場合もあるらしく、口にも発疹が出きているのかなと心配になりますよね。

そして、口の中を覗いてみると、喉の腫れがある時もあるようで、これは突発性発疹の症状なのか不安に思う親御さんも多いと言います。

そこで今回は、突発性発疹で口の中に出る場合や喉の腫れがある時に考えられる原因と対処法についてをご紹介いたします。

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突発性発疹が口の中に出る場合の対処法はコチラ!?

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突発性発疹の一般的な症状は、突然38~39度ぐらいの高熱が3~4日ほど続いた後、熱が下がる頃にお腹や背中を中心に発疹が現れますが、かゆみはそこまで無いと言われています。

ただ、それはあくまで一般的な症状で、発疹の出方にはかなり個人差があり、数か所にぽつぽつとしか現れない子もいれば、全身に広がる子もいるそうです。

そして、口の中に「永山斑」と呼ばれる小さな赤い斑点が見られることも、実は突発性発疹の特徴のようですが、かゆみや痛みはほとんど無いようです。

また、永山斑は喉の周りにポツポツとできることが多いようで、口の中全体に広がって食事も摂れないほど痛む場合は「手足口病」の可能性が考えられますので、病院で診てもらってくださいね。

ちなみに、突発性発疹には軟膏などの塗り薬を使用しても効果が無いそうなので、対処法としては自然治癒を待つことになります。

そして、突発性発疹の場合、発疹が出ている間は機嫌がとても悪くなるのが一般的なので、口を触りながら泣きわめいていても、必ずしも口の中が痛いわけではないようです。

なので、水分補給や食事が摂れないようでなければ、そこまで心配する必要は無いみたいですね。

突発性発疹で喉の腫れがある時の対処法はコチラ!?

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突発性発疹で発熱している時には風邪を併発することがあると言われていて、喉の腫れは風邪の症状である場合が多いようです。

ただ、病院で診察を受けて医師が喉の腫れを認めた場合は専用の薬を処方してくれますので、それをきちんと使うようにすれば問題ありません。

他に考えられる原因として、突発性発疹と同様に高熱が出て、かつ喉に症状が現れる病気の「ヘルパンギーナ」があります。

ヘルパンギーナの場合は、喉の腫れだけでなく水疱と口内炎ができることが特徴で、激しい痛みも伴いますので、食事を摂れないほどつらそうな場合はヘルパンギーナの可能性もあります。

そして、ヘルパンギーナはウイルス性の病気なので、抗生物質は効果が無く、特効薬もないので、基本的には対症療法で解熱や痛みを和らげることになります。

ただ、ヘルパンギーナの場合は、まれに髄膜炎、心筋炎などの合併症が起こる危険性があるので、突発性発疹より注意が必要になります。

そのため、まずは病院で喉の症状を診てもらい薬をもらって、それでも症状が良くならない場合は突発性発疹以外の可能性がありますので、再度受診するようにしてくださいね。

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突発性発疹で喉の腫れ以外に、舌に異変がある場合は要注意!?

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前述したヘルパンギーナ以外にも、高熱と発疹が現れ、かつ喉の腫れが生じる病気に「溶連菌感染症」があります。

溶連菌感染症の場合は、39度前後の急な発熱で始まり、喉が赤く腫れて炎症を起こすそうですが、痛みも強く、吐き気や嘔吐、頭痛、腹痛、筋肉痛や関節痛が出ることもあるそうです。

そして、喉の痛みのあとに発疹が首や胸、手首や足首のあたりに出て、全身に広がる場合もあり、かゆみを伴うことが多いのだとか。

また、溶連菌感染症の特徴として、舌を白いコケが覆うような状態になり、3日程度でイチゴのように赤くなってプツプツになる「いちご状舌」と呼ばれる症状があるそうです。

突発性発疹と症状が似ている部分はありますが、全体的に溶連菌感染症の方がそれぞれの症状が重いので、注意深く観察してあげれば早期に発見できそうですよね。

さらに、溶連菌感染症は突発性発疹と違って、抗生物質での治療が必要になりますので、このような症状がある場合は、病院で診察を受けるようにしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、突発性発疹で口の中に出る場合や喉の腫れがある時に考えられる原因と対処法についてをご紹介いたしました。

突発性発疹の症状として、口の中に発疹が出ている場合はそこまで心配する必要は無さそうですが、別の病気の場合もありますので、注意深くお子さんの様子を見てあげる必要があります。

また、喉の腫れや痛みは突発性発疹の症状ではなく、風邪の場合は風邪薬で治りますが、溶連菌感染症の場合は抗生物質での治療が必要ですので、ご注意くださいね。

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