溶連菌の学校保健法での扱い!出席停止期間や登校許可について!

画像3溶連菌の細菌は、感染すると重い風邪のような症状が現れ、他の病気と合併する危険もあるので、もしも感染したら周りへうつさないよう注意が必要ですよね。

なので、溶連菌に感染したら、学校への出席停止になる期間はどれくらいなのか、学校保健法ではどうなっているのか知りたいのではないでしょうか?

それから、溶連菌の症状がどのような状態になったら、登校許可が下りるのかということも気になりますよね。

そこで今回は、溶連菌の学校保健法での扱いや、出席停止期間や登校許可について詳しくお伝えしていきます。

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溶連菌に感染した場合の学校保健法での扱い!

溶連菌とは?症状の特徴も!

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溶連菌は、正式名を「溶血性レンサ球菌」と言って、特に5歳から15歳までの子供が冬の時期に感染しやすいとされていますが、大人や4歳以下の乳幼児にも感染します。

そして、感染すると溶連菌感染症という病気を発症するので、特徴をチェックしておきましょう。

・突発的に38~39℃の高熱が現れ、それと同時にのどの痛みが現れ、口の中をのぞくと、のどのあたりが真っ赤に腫れ上がっているのが特徴でたまに白い膿も付着します。

・発熱すると共に溶連菌の感染によって舌の表面の角質が固くなり、その隙間に汚れや細菌がたまって舌が白くなり、頭痛や腹痛、首筋のリンパ節の腫れも現れます。

・細菌に感染しても適切な治療を行っていない場合、発熱後3~4日で白い舌が消えて、舌の表面が真っ赤になり、ツブツブとした発疹が現れ「いちご舌」という症状にかかり、その他にも体や手足に小さくて紅い発疹が現れます。

溶連菌に感染した場合の学校保健法での扱い!

このように、溶連菌感染症は、風邪のような症状にも見えますが、細菌を退治する抗生剤を飲まないと治すことのできない病気で、感染力もとても強いとされています。

そして、こうして感染力が強く、学校で子供達の間で感染が広まりやすい病気は、流行を防ぐために「学校感染症」に指定されていて、指定されている病気にかかると感染の可能性がなくなるまで出席停止となります。

ただし、溶連菌感染症については「条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる疾患」というように扱われているため、具体的な出席停止期間は定められていないのです。

出席停止になる期間や登校許可は?

溶連菌の感染力が強いのは、病院を受診して抗生物質を服用し始めてから24時間以内とされています。

そのため、特に医師や学校からの指定がなければ、せめて薬の服用をし始めた日と、翌日までは休み、それ以降は出席してもかまわないということになります。

ただし、溶連菌は再発する可能性がある菌なので、学校や園によっては、発病後7日経ってから登校再開が可能としているところもあるようです。

なので、溶連菌の疑いがある場合は、できるだけ早く病院を受診し、細菌の検査結果が出たらすぐに学校へ報告し、判断をあおぐようにしましょう。

そして、学校指定のルールに従いながら、熱が下がったたタイミングでもう一度病院を受診し、医師にも診断してもらうと良いでしょう。

また、溶連菌は、4歳以下の乳幼児や大人もかかることがあるので、保育園への登園再開や、会社への出社に関しても同様に捉え、周りへ感染を広めないよう配慮しましょう。

そして、熱が下がっても体力を消耗していて体はとてもつらいので、無理をせず、きちんと回復するまでは自宅で安静にすることをオススメします。

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溶連菌の感染経路は?予防法も!

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溶連菌の感染経路は、くしゃみや咳などの「飛沫感染」と言われていて、空気感染や経口感染、接触感染でうつることはないとされています。

そのため、溶連菌に感染したらマスクを着用し、手洗いうがいを徹底して、医師から処方された薬をきちんと飲みきって、症状の改善をはかるようにしましょう。

また、学校や会社や、家庭内で感染者が現れた場合も同様で、マスクを着用し、手洗いうがいなどの衛生習慣を徹底して、免疫力をあげるようたっぷりと栄養や睡眠をとることも大事です。

そして、もしも感染の疑いがあるようなら、風邪かもしれないと自己判断をせずに、できるだけ早く病院を受診し検査を行うことをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、溶連菌の学校保健法での扱いや、出席停止期間や登校許可について詳しくお伝えしました。

まず、溶連菌についての学校保健法では「条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる疾患」という扱いとのことでした。

そのため、一般的には感染力が強いのは薬を服用し始めてから24時間以内とされているので、薬の服用を開始した日と翌日は、少なくとも登校を控えた方が良いのでしたね。

ただ、学校によっては個別のルールがあるのでそれに従いながら、医師の診断の元に登校許可をもらい、登校を再開すると良いとのことでした。

そして、溶連菌は飛沫感染でうつるので、感染者が現れたら、感染者もまわりの人間もマスクを着用し、手洗いうがいを徹底し、十分な栄養と睡眠をとることで、予防につとめると良いのでしたね。

自分の子供はもちろん、周りの子も元気に冬を乗り越えられるよう、感染や予防には十分気をつけましょうね!

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