突発性発疹で解熱剤や座薬が効かない時やぐったりな時の注意点!

画像1突発性発疹は生後6ヶ月から2歳の赤ちゃんがかかりやすく、39℃近い高熱が現れてとても辛そうなので、解熱剤を使いたくなりますよね。

ただ、突発性発疹には解熱剤や座薬といった熱に効く薬は効かないこともあるようです。

また、高熱が続くと赤ちゃんがぐったりしてしまう時もあるので、突発性発疹の熱にはどのように対処したら良いのか知っておきたいですよね。

そこで今回は、突発性発疹で解熱剤や座薬が効かない時やぐったりな時の注意点について詳しくお伝えしていきます。

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突発性発疹で解熱剤や座薬が効かないってホント?

突発性発疹の症状!熱や下痢は?

突発性発疹は、乳幼児がかかりやすく、子供のほとんどが生後6ヶ月から2歳の間にかかる感染病で、ヒトヘルペスウイルス6型が原因のことが多いとされています。

そして、原因のウイルスは感染力は弱いものの、唾液などの経口感染でうつるので、唾液のついたおもちゃを共有して遊ぶことが多い赤ちゃんは子供同士でうつし合います。

また、感染したウイルスが異なる場合は、感染を2度経験する場合もあるので、1度かかったからといって安心できないそうですが、3歳以上の幼児が感染することはほとんどありません。

それから、次のような基本的な症状が現れます。

1)38℃~39℃の高熱が現れ、2~3日ほど続きます。

2)熱が下がって来る頃に全身に発疹が現れ、発疹は胸やお腹、背中に多く、手足や顔には少なめで、かゆみや痛みを伴うことはありません。

3)熱が下がる頃、発疹が現れる前に下痢や嘔吐の症状が現れる場合があります。

そして、発疹が現れたら「完治のサイン」とされているので、その後2~3日ほどで痕も残らずキレイになるそうです。

それから、突発性発疹のための抗ウイルス薬はないため、自宅で安静にしながら対症療法をすると良く、次のポイントに注意して対処しましょう。

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・熱を冷ますため、脇の下や太ももの付け根、首筋に冷えピタを貼ると良く、敏感肌でかぶれが心配ならガーゼでくるんだ保冷剤でも代替可能です。

・乳児性イオン飲料や母乳をこまめに飲ませて水分補給を行い、脱水症状にかからないように気をつけるようにする。

・通気性の良い衣服を着せて、寝具などもこまめに取り替え、できるだけ赤ちゃんが心地よく眠れるようにし、睡眠不足で疲労をためないようにしましょう。

突発性発疹に解熱剤や座薬が効かないってホント?

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突発性発疹で赤ちゃんが高熱を出すと、心配になって自宅にある解熱剤や座薬を使う方がいますが、薬が効く場合と効かない場合があるそうです。

これには、解熱剤や座薬は体重を基準にして一定の投与量が決まっているので、市販薬を使った時に熱の勢いに薬が負けてしまい、効かないといった理由が考えられます。

また、一時的に効いたとしても、炎症がおさまるとまた熱が上がってきて、結果的に重症化してしまうケースも多々あります。

そのため、例えば赤ちゃんの心拍数が早くて呼吸が荒く、眠りづらそうにしていたら、必ず病院を受診して医師と相談し、適切に処方されたものを使うようにしましょう。

その際、体温はこまめに測ってメモをしておき、食欲や便、尿の様子なども診察の際に医師に説明できると良いですね。

ぐったりしている時の注意点!

病院での突発性発疹の診断は、現状の症状が全てのため、熱が下がって発疹が現れて初めて「突発性発疹」と診断されるそうです。

そのため、熱が39℃を超えて赤ちゃんの具合も悪く、なかなか発疹が現れない時に心配になって病院を受診しても、あいまいな診断をされるケースが多いのが現実です。

なので、発熱している間は基本的に自宅で安静にし対症療法を行いながら、熱が下がって発疹が現れるのを待ち、次のような症状が現れないかよく観察してあげましょう。

・赤ちゃんの熱けいれんが続き、ぐったりしている

・赤ちゃんが白目をむいていて、意識がはっきりしない

・痛みを訴えるように激しく泣いて、首が前に曲がらない

・ひどく不機嫌で水分補給も嫌がるので脱水症の症状が現れている

乳幼児が高熱を出すと、熱けいれんといって体がふるえる症状が現れますが、ほとんどの場合5分程で治まるとされています。

ただ、重症化するとけいれんが20分以上止まらなくなり、体がぐったりし、白目をむいて意識障害が生じます。

この時、赤ちゃんの体の中では細菌が脳の方へと周り、脳そのものに炎症が起きて、細菌性髄膜脳炎を起こしている危険性があります。

そして、その場合は激しい頭痛で首が曲がらなくなるので、頭の動きを確認し、すぐに病院へ行って適切な処置を受けましょう。

もし、手当が遅れると、中には重い後遺症が残ったり、最悪の場合死に至るケースもあるそうです。

その他、水分補給ができず、脱水症にかかると熱中症になって重症化するケースもあり、病院では点滴投与をしてくれるので、自己判断せず医師を頼るようにしましょう。

こうして、突発性発疹の場合、発熱している間は目を離せず、病院を受診しても原因が分からないので不安になりますが、心配であれば血液検査をオススメします。

そして、突発性発疹の血液検査は自費にはなりますが、発熱段階で受けることができ、何のウイルスに免疫がついたかも明快に分かるので、安心できることでしょう。

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突発性発疹で発熱しているときのお風呂は?あせもも!

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赤ちゃんが高熱を出すと、体力と共に水分も大量に失われていくので、さらに体力を使い発汗させるお風呂への入浴はオススメできません。

ただ、大量に汗をかいた後、そのまま寝てしまうと、あせもの原因になったり、体が不衛生な状態であるせいで他の菌の感染にかかる可能性もあります。

そのため、寝る前にはこまめに濡れたタオルで拭いて、汗や汚れを皮膚上に残さないように気を配りましょう。

ちなみに、乾いたタオルでは汗は拭き取れても、汚れが皮膚に残ってしまうため、必ず濡れたタオルにするか、制汗作用のあるウエットティッシュがオススメです。

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また、もしお風呂に入るのであれば、ぬるめのお湯に少しつかる程度にすると、副交感神経が優位に働いて、赤ちゃんもリラックスしてよく眠れるのでオススメです。

そして、水分補給は1日をかけてこまめに行い、乳児用イオン飲料や、母乳やミルクを薄めた飲みものを少しずつ与え、もしも嫌がるようであればスポイトを使いましょう。

突発性発疹は、赤ちゃんにとっても初めての病気になることが多く、戸惑いもあって不機嫌になり、看病するお母さんにも負担がかかります。

そのため、できるだけ早く完治できるように、こまやかな気遣いをしつつ、夜はお母さんも赤ちゃんもよく眠り、元気を充電できるようにしましょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、突発性発疹で解熱剤や座薬が効かない時やぐったりな時の注意点について詳しくお伝えしました。

まず、突発性発疹で自宅の解熱剤や座薬を使うと効かないのには、薬の投与量が適切でなく熱に負けていることが考えられ、効いたとしてもまた熱が再発することがあるとのことでした。

なので、基本的には自宅で対症療法を行い、脇の下などを冷やすと良いのですが、心配であれば必ず病院で適切な投与量を処方してもらい使うとのことでしたね。

また、赤ちゃんがぐったりしていたら、脱水症や熱中症、または熱けいれんによる重症化の危険性があり、判断のポイントを参考に、すぐに病院を受診するとのことでした。

通常でも赤ちゃんは大人の3倍の汗をかくため、発熱するとさらに発汗があり、それによって脱水症や他の病気と合併する危険性もあるので、こまめな水分補給を守り、いざという時は自己判断せず医師を頼るようにしましょうね!

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