食中毒で蕁麻疹が出るときの注意点!原因や対処法もチェック!

画像1食中毒とは、有毒な微生物や化学物質を含む飲食物を食べたときに生じる健康障害のことを言うのですが、一度はテレビのニュースなどで聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

そして、そんな食中毒で蕁麻疹が出る場合があるのですが、一体その原因はなんなのか、気になりますよね。

また、蕁麻疹が出てきたとき、何も対処法を知らなければ何もできずに怖いですよね。

そこで今回は、食中毒で蕁麻疹が出るときの注意点と、その原因や対処法についてご紹介いたします!

スポンサーリンク

食中毒で蕁麻疹が出るときの注意点についてはコチラ!?原因についても!!

画像2

食中毒で蕁麻疹が出るときというのは、「ヒスタミンによる食中毒」である可能性が高く、注意が必要です。

これはどんな症状かというと、食べた直後から一時間以内に顔面、特に口の周りや耳たぶが赤くなったり蕁麻疹が出たり、またそのほかにも頭痛や嘔吐、下痢などの症状が出ます。

そして、その原因は、ヒスチジンというアミノ酸が多く含まれる赤身魚やその加工品がほとんどで、平成10年から平成25年までに都内で起こった事例としてはカジキが原因だった事例が最も多く、マグロやブリがそれに続いている、ということでした。

さらに、海外では鶏肉やハム、チェダーチーズが原因だったこともあり、一概に魚だけ、というわけではないようですね。

なぜ、赤身魚が多くの原因になるかというと、これらに多く含まれるヒスチジンはヒスタミン産生菌が産生する酵素の働きでヒスタミンになるのですが、そのヒスタミンを100ミリグラム以上摂取すると、食中毒を発症するとされているからです。

つまり、ヒスタミンの大量摂取によって食中毒になり、その場合の食中毒の症状として蕁麻疹が出る場合もある、ということですね。

また、このヒスタミンは加熱調理しても分解しないため、一度ヒスタミンができてしまうと煮ても焼いても食べることができないので、「焼いたら大丈夫!」と思って無闇に食べないように注意が必要です。

さらに、冷蔵保存してもヒスタミンができてしまうことがありますので注意が必要ですが、「冷凍」保存の場合はできることはないということですので、保存する際は必ず冷凍保存するようにしましょう。

そこで、次は食中毒で蕁麻疹がでたときに、具体的にどのような対処法をすれば良いのかを紹介いたします。

スポンサーリンク

食中毒で蕁麻疹が出たときの対処法はコチラ!?

画像3

もしも食中毒で蕁麻疹が出てしまった場合にできる対処法としては、「水を大量に飲む」ことで、これは尿としてヒスタミンを排出してあげることにより、症状が治まるよう促す方法があるのですが、実は、これが自身でできる唯一の対処法であるといえるでしょう。

そして、それでも症状が治まらないときは、最寄りの医療機関を受診し、「抗ヒスタミン」の注射を打ってもらいましょう。

ちなみに、このヒスタミン食中毒で重症になったという案件はほとんどないということですので、その点は多少安心できますね。

しかし、放置していて気持ちのいいものでは当然ありませんから、早く治したければ水を大量に飲んで尿で排出したり、医療機関を受診するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まず、食中毒で蕁麻疹が出るときというのは「ヒスタミン食中毒」である可能性が高く、その原因はヒスチジンという成分が変化してヒスタミンになり、そのヒスタミンを大量に摂取してしまったことによるもの、ということでした。

さらに、このヒスタミンというものは加熱しても減らすことができないため、一度ヒスタミンができてしまったものは食べないようにする必要がありますので、不意に食べないように注意しておくのが大事ということでしたね。

そして、なってしまった時に自身でできる対処法としては「水を大量に飲む」というものがあり、これは尿を介してヒスタミンを排出することにより、症状が治まるのを促すという方法でした。

また、もしも、それでも治らない場合は医療機関を受診して抗ヒスタミンの注射を打ってもらうのがいいということでしたね。

最後に、食中毒というのはいつなってもおかしくないものですから、今回紹介した知識を元に、常に注意をし、もしもなってしまったら適切な対処法をとり長引かせないようにしましょう。

スポンサーリンク

このページの先頭へ