とびひにマキロンを使う時の注意点!成分や効果や副作用など!

1とびひができてしまった時の対処法として、抗生物質の飲み薬や塗り薬の他に、どこの家庭でもおなじみの「マキロン」にも効果があることをご存知でしょうか。

とびひが心配だけど時間がなくて病院に行けない時や、夜遅くでドラッグストア等が開いていない時などに、コンビニでも購入できるマキロンで応急処置ができるのは嬉しいですよね。

ただ、どんな人にも効果があるのかどうか、またどのような方法で使うのが適切なのかも気になるところです。

そこで今回は、とびひにマキロンを使う時の注意点や、成分とその効果や副作用などをご紹介いたします。

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とびひに効くマキロンの種類と成分や効果はコチラ!?

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とびひは細菌による感染症なので、マキロンの成分が持つ殺菌・消毒作用でとびひの二次感染を防ぐ効果があるそうです。

第一三共ヘルスケアから発売されているマキロンには、指定医薬部外品の「マキロン」と、第3類医薬品の「マキロンs」の2種類がありますので、違いを見てみましょう。

まず、マキロンの主成分は殺菌・消毒作用のある「ベンゼトニウム塩化物」のみで、この作用がとびひの原因菌を殺してくれるようです。

一方、マキロンsの主成分は、ベンゼトニウム塩化物の他に、組織修復と消炎鎮静作用がある「アラントイン」と、かゆみを抑える抗ヒスタミン作用「クロルフェニラミンマレイン酸塩」があります。

つまり、「殺菌消毒」に加えて「炎症を抑えて皮膚を回復させる作用」と「かゆみをおさえる作用」がある マキロンsの方が、よりとびひに対する効果があると言えそうです。

ただ、殺菌消毒作用があるだけでも十分意味がありますので、ご自宅にマキロンがある人は、そのまま使って頂いて良いでしょう。

とびひにマキロンを使う時の注意点や副作用は?

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マキロンを使ったとびひの消毒方法ですが、脱脂綿などに含み患部に塗り、3分間程度放置して、その後石鹸を使って軽くマキロンを洗い流します。

さらに抗生物質の軟膏を塗ると効果が高まるようですが、その場合はマキロンの水分を軽くふきとってから軟膏を塗る方が良いそうです。

ただ、誤ってマキロンの蓋を1日以上開けたままにしてしまった場合、中の水分が蒸発して成分が変化してしまうようなので、その場合の使用は控えた方が良いでしょう。

また、意外と盲点なのが使用期限で、基本的には開封後から約6か月以内を推奨しており、それ以上の日数が経過していると効果は出ないかもしれません。

そして、とびひにマキロンを使う時の注意点ですが、乾燥肌や敏感肌の人には副作用として発疹、発赤、かゆみ、腫れが出る場合があるそうです。

その原因として、マキロンに添加物として多く含まれている「エタノール」が揮発性(きはつせい)の高い成分であるため、エタノールが蒸発する時に肌の水分を奪って皮膚が乾燥するからだそうです。

さらに、エタノールはアルコールの一種であるため刺激が強く、アルコールに弱い方やアレルギーの可能性がある方は、刺激に負けてかぶれてしまうのだと言われています。

したがって、アトピー性皮膚炎の人など、もともと肌トラブルを抱えている人は、自己判断でとびひにマキロンを使うことを避けた方が良いでしょう。

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とびひに効くマキロン以外の消毒薬はコチラ!?

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マキロン同様、殺菌消毒作用を持つ「ポビドンヨード」が主成分のうがい薬「イソジン」や、殺菌剤としても使われる過酸化水素水が主成分の「オキシドール」も、同様の効果が期待できるようです。

また、アルコールの一種である「エタノール」も殺菌消毒に使用される場面は多いですが、とびひの場合は皮膚がダメージを受けている状態ですので避けた方が良いのだとか。

イソジンやオキシドールなら置いてあるご家庭も多いと思いますが、とびひに効果があるとは少し驚きですよね。

ただ、マキロンも含めてこれらの消毒薬は、抗生物質入りの薬よりもとびひに対する効果は弱いため、あくまで応急処置として使用することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、とびひにマキロンを使う時の注意点や、成分とその効果や副作用などをご紹介いたしました。

「マキロン」よりも「マキロンs」の方が、とびひに対して効果のある成分が多く含まれているので、これから購入するのであれば、そちらの方が良いでしょう。

また、マキロンには添加物としてアルコールの一種であるエタノールが含まれていますので、乾燥肌や敏感肌の人は、なるべく使用を避けるようにしてくださいね。

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