とびひと水疱瘡の違い!水疱の出方などの症状や対処法について!

画像1とびひは、あせもや虫さされなどの炎症のかゆみを我慢できずに、手で掻きむしってしまうことで現れる皮膚病の一つですが、これとよく似た病気で水疱瘡というのもあります。

しかし、とびひと水疱瘡というこの二つの病気は原因が全く違い、治療方法などもそれぞれ変わってくるので、この違いがわからないと適切な対処法もできず不安ですよね。

そこで今回は、とびひと水疱瘡の違いについてご紹介するとともに、水疱の出方などの具体的な症状や対処法についてもご紹介いたします。

スポンサーリンク

とびひと水疱瘡の違いについてはコチラ!?症状についても!!

画像2

まず、とびひという病気は虫さされや擦り傷などの小さい傷口から黄色ブドウ球菌や連鎖球菌といった細菌が感染して発症するといわれる化膿性の病気です。

このとびひは、小さい怪我や引っ掻き傷のところに膜の薄い水ぶくれ(水疱)ができてくるのですが、そこにかゆみが出てくるので掻いてしまうと水疱が破れ細菌が広がり、簡単に他の場所にも移っていってしまいます。

また、この広がっていく様が飛ぶ火の粉に似ているところから、「とびひ」と言われているんですね。

では水疱瘡はというと、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる病気で、その感染力はとても強く、人から人へとうつっていくウイルス性の病気です。

この水疱瘡の特徴として、一度かかると37度程度の発熱や食欲の低下、軽い頭痛などが出て、その後に小さく平で赤いブツブツの虫さされやあせもとよく似た発疹が現れ、数時間で水ぶくれになり、全身に広がっていきます。

さて、このような症状があるとびひと水疱瘡ですが、その違いは水疱瘡の方が微熱程度の発熱や軽い頭痛を伴うというところのようですね。

さらに、とびひと違って水疱瘡は全身に水疱が広がっていく速度が速く、1日程度で全身に広がっていくようですので、ここも二つの病気の違いといえるでしょう。(とびひは掻きむしったりして細菌がつかない限りは全身に広がりません)

したがって、もしもとびひや水疱瘡の症状の特徴である発疹や水疱が出てきた場合に、さらに微熱があった場合には水疱瘡であると判断しても良さそうです。

また、実は水疱瘡は一度かかると体に免疫ができて、二度とかかることはないと言われている病気ですので、そういう部分でもとびひとは違う病気だと言えますね。

それでは、次はとびひや水疱瘡になったときの対処法についてご紹介いたします。

スポンサーリンク

とびひや水疱瘡になったときの対処法についてはコチラ!?

画像3

・とびひの対処法

まずとびひは放っておくと、かきむしって症状が広がる可能性や感染の危険性があるため、早期の対処が大切です。

そこで対処法ですが、特に夏場はシャワーを浴びるなどをして皮膚を清潔に保って、その後は水疱の中の液が周囲に接触しないように患部にとびひに効くドルマイシン軟膏などの抗生剤入りの軟膏を塗ってあげましょう。

【Amazon.co.jp アソシエイト】


また、このとびひは化膿性病気であるため、細菌から体を守ることがとても大切ですから、常に清潔に保つことは基本で、その上で手の爪を短く切っておき、皮膚を傷つけないようにする工夫をしていきましょうね。

・水疱瘡の対処法

次に、水疱瘡の対処法ですが、水疱瘡もとびひと同じで早期の治療が大切になり、水疱瘡専用の飲み薬を医療機関で処方してもらって服用したり、抗生剤入りの軟膏を塗ったり、患部を冷やしてかゆみを抑えてあげるといったことが大事になります。

また、水疱瘡でまれに高熱が出る子がいるようですので、そういった場合にはすぐに医療機関を受診して、解熱鎮痛剤を処方してもらって、使うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まずとびひと水疱瘡の違いですが、とびひは化膿性病気である一方、水疱瘡はウイルス性の病気で、水疱瘡の場合は微熱や頭痛が伴うということでしたね。

また、その水疱の出方としては、とびひは細菌がつかない限りは広がっていかないのですが、水疱瘡は1日程度で全身に広がっていく、という違いもあるということでした。

そして、とびひの場合は常に清潔に保ち、手の爪を短く切っておくなど皮膚を傷つけないようにするのが大事ですが、水疱瘡の場合は専用の飲み薬を飲んだり、患部を冷やしてかゆみを抑えてあげることが大切ということでしたね。

最後に、二つの病気は似ているようで全く違い、原因も異なるということで治療法も違う別物の病気ということですから、どちらか判断がつかないような場合はすぐに病院にいって早期に治療をするようにしましょう。

スポンサーリンク

とびひの痒みをとにかく抑えたい方、再発を抑えたい方、また、うつりたくない方は、こちらの記事がオススメです!

↓↓↓
「とびひの炎症を抑えるとともにうつらないようにする最良の方法!」

「他の病気との違い」に関する他の記事はコチラ!?

・とびひと手足口病の違いと注意点!指や唇や口の中の時は?

このページの先頭へ