とびひに効く抗生物質の種類と注意点!塗り薬と飲み薬について!

1とびひになってしまった場合、治療薬として抗生物質の入った塗り薬や飲み薬を処方されることがほとんどですよね。

ただ、病院の医師によって判断はかなり異なるようで、塗り薬だけの場合と、飲み薬と塗り薬の両方を処方される場合があるそうです。

また、抗生物質の種類も様々なので、どれが適切な治療法なのか心配になる人も多いと言います。

そこで今回は、とびひに効く抗生物質の種類と注意点や、塗り薬と飲み薬についてをご紹介いたします。

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とびひに効く抗生物質の入った塗り薬の種類と注意点はコチラ!?

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・とびひに効く抗生剤入りの軟膏

とびひの塗り薬として良く処方される抗生剤の軟膏には「ゲンタシン軟膏」「アクアチム軟膏」「フレジンシオ軟膏」などの種類があります。

とびひの症状が軽度の場合はゲンタシン軟膏が処方されることが多いそうですが、ゲンタシン軟膏はとびひの原因菌が耐性化していることも多く、その場合は菌に強いフシジンレオ軟膏に切り替えることもあるようです。

そして、とびひに軟膏を塗った後にガーゼで覆うことが多いのですが、その際に乾燥させる役目として「亜鉛華単軟膏」が処方されることもあるのだとか。

・とびひにステロイドの軟膏を使うには注意が必要

また、とびひの塗り薬として抗生剤ではなくステロイド剤が含まれる「リンデロンVG軟膏」や「テラコートリル軟膏」が処方されることもあるそうです。

ただ、ステロイドには免疫抑制作用があるため、とびひの原因菌を増殖させる場合もあり、使用を推奨していない医師も多いそうなので、自己判断で自宅にある薬を使用せずに、きちんと病院で相談してくださいね。

(関連記事1:とびひにリンデロンvg軟膏を使う時の注意点!悪化の危険性は?

(関連記事2:とびひにテラコートリル軟膏を使う時の注意点!効能と副作用も

・とびひに効く市販の塗り薬

上記でご紹介した塗り薬はすべて処方箋が必要なものですが、どうしても病院に行く前に市販薬で応急処置をしたい時もあるかと思います。

その場合は、ゲンタシン軟膏に成分が近い「ドルマイシン軟膏」がおすすめで、化膿の防止と抗菌作用があると言われています。

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(関連記事:とびひにドルマイシン軟膏を使う時の副作用!ステロイドなの?

とびひに効く抗生物質入りの飲み薬の種類と注意点はコチラ!?

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軽度のとびひであれば抗生物質入りの塗り薬だけで治ることもあるようですが、ほとんどの場合は飲み薬を併用して治療します。

とびひに効果のある抗生物質入りの飲み薬ですが、原因菌に感受性のあるセフェム系またはペニシリン系の抗生剤を処方されることが多いようです。

それらの種類ですが、セフェム系では「フロモックス」や「セフゾン」「メイアクト」、ペニシリン系では「パセトシン」や「サワシリン」などがあります。

(関連記事:とびひにフロモックスやセフゾンを使う時の効果や注意点!市販?

基本的には5日から1週間程度分の薬を処方されるようですが、3日程度経過しても症状が良くならない場合は、薬が合っていない可能性が高いので再診を受けるようにしてください。

また、抗生物質入りの飲み薬は自己判断で服用を中断してしまうと、原因菌が完全に死滅せずに症状が再発する可能性があるので、医師に言われた通りに飲み切ることをおすすめします。

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とびひに抗生物質が効かない場合があるってホント?

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・抗生物質に耐性のあるMRSA

とびひの治療薬として抗生物質入りの塗り薬や飲み薬を使用しているのに、一向に症状が改善しない場合は「MRSA」という菌が原因となっている場合があるのだとか。

MRSAとは抗生物質が効きづらい黄色ブドウ球菌で、多くの抗生物質に耐性を持っているため、いくら抗生剤入りの薬を使っても効果が出ないようです。

できれば、とびひの治療開始前に感染している細菌を培養して原因菌を特定し、抗生物質に対する感受性検査をすることが一番良いでしょう。

また、治療開始後でも、薬を服用してから3日程度経過しても症状が変わらない場合は、MRSAが疑われますので、その時点から薬を切り替える必要があるそうです。

・MRSAに感染しやすい人は?

MRSAは過去に抗生物質を多用したり長期に渡って飲み続けていたことで、抗生物質が効きづらくなり感染すると言われています。

また、手術後や、重症のケガをした後など身体の抵抗力が極度に低下している場合も感染しやすくなるそうです。

MRSAの感染経路は主に感染者や菌が付着した物からの接触感染だと言われ、予防法としてはうがいと手洗いが効果的なようです。

(より詳しい記事:MRSAの症状と感染経路!治療の仕方や消毒などの感染対策も!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、とびひに効く抗生物質の種類と注意点や、塗り薬と飲み薬についてをご紹介いたしました。

とびひに効果のある抗生剤入りの薬には様々な種類がありますが、どれを使うかは症状によって判断が異なりますので、心配であれば医師に相談してみてくださいね。

また、抗生物質が効かない場合はMRSAが原因となるとびひの可能性がありますので、3日程度経過しても症状が改善されない場合には、改めて病院で診察を受けるようにしましょう。

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