とびひの塗り薬の使い方!いつまで?市販の塗り薬だけで治る?

1とびひは、あせもや虫さされなどを掻き壊した部分から、黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌)などの細菌が入り発症する病気です。

そして、実際になってしまうと、とびひの症状として水ぶくれや湿疹が身体に広がりますので、塗り薬で治療することが多いのではないでしょうか。

ただその場合は、病院で診察を受けて塗り薬を処方してもらうか、市販薬でも良いのか気になりますよね。

また、とびひの塗り薬はいつまで使い続ける必要があるのかや、塗り薬だけで治るのかを悩む人も多いようです。

そこで今回は、とびひの塗り薬の使い方やいつまで使う必要があるのかについて、また、市販の塗り薬だけで治るのかについてもご紹介いたします。

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とびひは市販の塗り薬だけで治る?

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とびひの正式名称は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」と言い、水ぶくれが破れると中に詰まった細菌が出てきてしまい、それに触れることで自分にも他人にも感染が広がります。

ただ、初期のとびひで水ぶくれになっていない軽度の湿疹の場合には、市販されている抗生剤の塗り薬だけで完治することもあるようです。

しかし、水ぶくれができていて、広い範囲に湿疹が広がっている場合には、一般的に「抗生物質の飲み薬」と「抗生剤の塗り薬」を併用することが多いのだとか。

そして、ここで無理に塗り薬だけで治そうとするとかえって症状が長引き、通常1週間程度で治るはずが1か月以上苦しむこともあるそうなので注意しましょう。

とびひの塗り薬で市販のオススメはコチラ!?

とびひの塗り薬として病院で良く処方されるのが「ゲンタシン軟膏」という抗生剤が含まれている薬で、とびひ以外にもニキビやヘルペス、おできなどに使われます。

そして、このゲンタシン軟膏に似た塗り薬で市販されているのが「ドルマイシン軟膏」で、こちらも抗生剤を含んだ塗り薬なので、軽度のとびひに効果があると言われています。

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また、とびひが悪化してじゅくじゅくしている場合には、「リンデロンVG軟膏」などステロイド剤が含まれる薬を病院で処方されることがあるそうです。

ただ、とびひにステロイド外用剤を使うと細菌を増殖させ悪化するケースもあるらしく、使用するかどうかは医師の判断も分かれるのだとか。

ちなみに、とびひに効く市販の塗り薬として「フルコートf」や「クロマイ-P軟膏」をすすめる声もありますが、これらはステロイド剤を含んでいるので、自己判断で安易に使うのは避けた方が良いかもしれません。

とびひの塗り薬の使い方で注意するポイントは?

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・とびひの塗り薬の正しい使い方

とびひに軟膏を塗る時、つい指でそのまま塗りがちですが、水ぶくれができている場合には破れて細菌が広がる可能性がありますので、綿棒を使う方が良いそうです。

そして、綿棒を使う場合にも感染を防ぐために1つのとびひに対して1本で、両端使える綿棒の場合には2箇所塗ることができますね。

他にも使い捨てタイプの薄いビニール手袋をして、1つのとびひに対して1本の指を使い、5箇所塗り終えたら手袋を交換する方法もあるようです。

・とびひにガーゼは必要?

とびひが広がらないように塗り薬の上をガーゼで覆うように指示されることが多いのは、密封させることにより、成分が早く患部に浸透するからなのだとか。

また、患部をガーゼで覆うことにより、特に小さな子どもの場合などは掻きむしることを防いで、とびひが広がるのを止める効果もあるそうです。

一方で、ガーゼで覆っていることにより乾燥が遅れて、いつまでもとびひがじゅくじゅくしたままになってしまうという医師もいるのだとか。

なので、ある程度とびひの状態が良くなってきたら室内にいる間はガーゼを外して、屋外では他人に感染するのを防ぐために念のためガーゼをする人が多いようです。

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とびひの塗り薬や飲み薬はいつまで使う?

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とびひは、重度でなければ1週間程度で治まると言われていて、塗り薬に関しては、かさぶたが自然に剥がれて赤みやかゆみが消えるまで塗るのが良いそうです。

ただ、治ったと思っても再発することも多いので、塗り薬はすぐに処分せずに取っておいて、また湿疹が出てしまった時はすぐに塗るようにしましょう。

そして、塗り薬と同時に処方されることの多い抗生物質の飲み薬ですが、処方された分は最後まで飲み切ることが大切だと言われています。

なぜなら、自己判断で途中で止めてしまうと、抗生剤が細菌を殺している途中の場合もあり、薬を止めたことにより症状が悪化することがあるからなのだとか。

小さな子どもには抗生物質をあまり飲ませたくない人もいると思いますが、無理に断薬することでとびひが長引くのもツライでしょうから、医師に相談しながら使うようにしましょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、とびひの塗り薬の使い方やいつまで使う必要があるのかについて、また、市販の塗り薬だけで治るのかについてご紹介いたしました。

水ぶくれの無い軽度のとびひの場合には、市販の塗り薬だけで治ることもあるようなので、初期に発見できれば一番良いですよね。

ただ、市販の塗り薬を選ぶ際にはステロイド剤が配合されていないか、確認するのを忘れないようにしてください。

そして、1つずつのとびひに塗り薬を付けていくのは大変な手間だと思いますが、悪化して症状が長期に渡るよりも、丁寧にケアして早めに治していきましょう。

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