脱水症状の高齢者の症状や看護の仕方!認知症や後遺症の危険は?

画像1脱水症状は、真夏に激しい運動をしたときにかかると思われがちですが、実は高齢者が自宅にいるときもかかる症状だと知っていましたか?

特に、脱水症状にかかりやすい高齢者の条件として認知症がありますが、血圧の見方など予防するにはどのような注意点や対策があるのでしょうか。

また、脱水症状で高齢者が発熱したときの看護の仕方や治療法など対処の仕方も知りたいですよね。

それから、脱水症状に高齢者がかかりやすいのは実は冬で、脳梗塞の恐れや後遺症も生じる危険性があると言われています!

そこで今回は、脱水症状の高齢者の症状や看護の仕方と、認知症や後遺症の危険について詳しくご紹介します。

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脱水症状の高齢者の症状や看護の仕方!認知症や後遺症の危険は?

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脱水症状になるのは、体内の水分の摂取量と排出量のバランスが悪くなったときです。

そのため、次のような条件にあてはまる高齢者もかかりやすい状態です。

脱水症にかかりやすい条件はコチラ!?

・ 加齢による体の変化

・筋肉が減り、脂肪が減ると体内に水分貯蓄ができなくなる

・腎臓機能の低下により、尿として水分を排泄する量が多くなる

・ 糖尿病や高血圧の持病を持っている

・糖尿病で喉の渇きを感じたり、高血圧の治療薬で利尿作用があり、水分排出量が多くなる

・ 認知症の影響

・食べることへの不具合が生じ、水分摂取量が減る

・自律神経の機能低下で、適切に汗をかけなくなる

こうした条件から、高齢者が一人暮らしをしていると、気づかぬうちに自宅で脱水症状になることがあります。

そして、「めまい・ふらつき・血尿・食欲低下」といった脱水症状の症状が現れるのです。

それに、より水分摂取への意識が低くなる冬にもかかるというのだから、大変ですよね。

また、脱水症状は治療後も、発熱やめまい、倦怠感、脱力感、下痢などの後遺症が残る場合があるので、怖いですよね。

それでは、こうした高齢者の脱水症状への対策や対処法、看護はどのようにしたらよいのでしょうか。

高齢者の脱水症状の対策や対処法はコチラ!?

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高齢者の脱水症状には、日常生活から次のような点に気をつけることで対処できます。

・ 首や手足を冷やさないようスカーフを巻き、長袖を着て体温調節を行う

・ 扇風機で部屋の空気を入れ換え、エアコンで除湿をし、高温多湿の状態を避ける

・ 規則正しい栄養バランスと量を考えた食事を摂る

・ 少量ずつでも合計して1日に十分な水分と塩分を摂取する

以上がポイントですが、認知症にかかっていると、なかなか自分で管理することはできないですよね。

そのため、認知症の高齢者を親に持つ方は、様子を見に行くときに特に上記の点について気をつけるようにしましょう。

また、もしも高齢者が脱水症状にかかってしまったら、コンビニなどでも購入できる「経口補水液」がオススメです。

しかし、症状が重度の場合は塩化ナトリウムを含む点滴が必要になるため、早めに病院で受診することをオススメします。

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高齢者の脱水症状を早期発見するには?チェック方法はコチラ!?

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以上のような条件にあてはまる高齢者はもちろん、体の変化をうまく伝えられない乳児も脱水症状の診断が遅れがちになります。

そのため、次のポイントを覚えておき、日頃からよく観察するようにしましょう。

・ 爪を押したあと、色が白色からピンクに戻るまで3秒以上かかる

・ 口の中が乾燥している

・ 舌の赤みが強い、または表面に亀裂がある、または白いもので覆われている

・ 皮膚に張りがない

・ 手足が冷たくなっている

・ 血圧が低く、脈拍が速い

・ 体重が減っている

・ 微熱が続いている

この他、子供は「機嫌が悪い」、高齢者では「なんとなく元気がない」といったことも脱水症状のサインかもしれません。

そんなときは、まずは経口補水液や、梅干しなどと共に水分を摂取させるようにしましょう。

それでも症状が悪化するようであれば、重症化するまえに病院で受診することをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、脱水症状の高齢者の症状や看護の仕方と、認知症や後遺症の危険について詳しくご紹介しました。

まず、脱水症状に高齢者がかかりやすいのは、「加齢・糖尿病や高血圧・認知症の影響」といった原因があるということでした。

そうした高齢者特有の条件により、体の水分摂取・排出のバランスが悪くなり、めまい・ふらつき・血尿・食欲低下といった症状が現れるということでしたね。

また、認知症の影響もあることから、特に一人暮らしの高齢者がかかりやすく、水分摂取の意識が低くなる冬にもかかりやすいとのことでした。

なので、対策としては普段から経口補水液で塩分と水分を充分に摂り、もし発熱など後遺症が現れ重症化する場合は、病院で受診することをオススメしました。

さらに、脱水症状の早期発見のポイントもご紹介しましたね。

脱水症状は、単なる水分不足と思われがちですが、重症化する恐れもありますので、普段から高齢者の予防をサポートするようにしましょう!

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脱水症状に繰り返しならないために本当に必要なこととは?

脱水症状を単なる水分不足と思って軽く見ていると、重症化し、命を失う危険すらありますが、重症化しやすい人とそうでない人の違いは身体が弱っているかとうかです。

確かに、脱水症状になりやすい夏は、暑さで食欲も落ち、生活習慣も乱れやすく、免疫力を含め身体の防御力が著しく低下していますよね。

そんなときに脱水症状になってしまうと、身体の中のあらゆる調節機能が乱れ、重症化してしまうのです。

では、どうしたら脱水症状になりにくくなるかというと、身体の防御力を高めておけば良いのです。

しかし、ここで何か特別な薬が必要というわけではありません。

要は、夏バテに負けない身体になるよう、きちんとした生活習慣、特に身体を弱らせない食生活を続けていれば良いのです。

でも、ここで最大の問題は「継続する」ということではないでしょうか。

正しい食生活を毎日続けるのは、思っているより大変です。

では、どうすれば簡単に栄養バランスの摂れた正しい食生活を送れるかというと、飲み物を有効に活用すると良いのです。

つまり、毎日の中で不足しがちな栄養をうまく飲み物から補ってあげれば良いのです。

それに、飲み物ならば、食事を用意するより手間がかからないので、継続しやすいですよね。

そこで、続いて夏バテに効くオススメの飲み物をご紹介いたします。
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「夏バテを解消し予防する飲み物のおすすめは?子供から大人まで!」

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