手足口病の潜伏期間と感染力の関係!うつるのを防ぐ予防接種!

サムネイル毎年、夏になると子供たちの中で流行する夏風邪の一種の手足口病ですが、特に5歳以下の子供に多く見られる風邪なのだとか。

そして、症状としては口内や手足に水泡のような発疹が出ることや38℃前後の発熱が見られます。

特に、子供たちが多く出入りするような、幼稚園や保育園、またプールなどでは感染する確率が高くなってしまうのだとか。

ただ、発症するまでの潜伏期間と感染力には関係があるのでしょうか。

また、うつるのを防ぐ有効な予防接種はあるのでしょうか。

そこで、今回は手足口病の潜伏期間と感染力の関係やうつるのを防ぐ予防接種についてご紹介していきたいと思います。

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手足口病の潜伏期間と感染力の関係はコチラ!?

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この手足口病は感染してから発症するまで、2日から6日の潜伏期間があると言われています。

そして、主な原因となるものはエンテロウイルスやコクサッキーウイルスをはじめとした数十種類のウイルスで、その感染力はとても強力なものになるのだとか。

つまり、感染したときに体内の免疫力が低下していると、体内でウイルスが増殖を開始します。

ただ、感染することと症状が出ること(発症)は違うので、感染後に症状が出るまでウイルスが体内に潜伏し増殖を続けるのです。

これが潜伏期間ですね。

ただ、発症していない潜伏期間でもウイルスはすでに体内で増えているので、周りにうつる可能性があるのです。

ですので、手足口病は潜伏期間でも、他の人に感染する可能性があるのですね。

それでは、どのように感染するのでしょうか。

その感染方法は主に3つあります。

・飛沫感染

咳やくしゃみをした際に、感染者のツバなどが飛び、そこに含まれるウイルスが他の人の粘膜に付着することによって、感染します。

・接触感染

感染者の手が触れた場所を他の人の手が触れ、その手で目などの粘膜をこすることで感染します。

・糞口感染

子供の排泄物の処理(オムツ替えなど)のときに手に付着したウイルスが、接触した手を介して口にまで運ばれてしまい感染します。

このように、手足口病の原因ウイルスは感染力が強い上に、感染経路も多いので、なかなか防ぐことが難しいかもしれません。

それでも、手洗いやうがいは少しでも感染を防ぐことができますので、お子さんに徹底させたいですね。

手足口病の感染力が最も高まるのはいつ?

手足口病の感染力が最も高まるのは、発疹が出始めてから10日から2週間と言われており、その原因は、発疹の接触が最もウイルスを感染させやすいからだそうです。

ですが、この手足口病の恐ろしさは、発疹や発熱が治まり、症状が治まった後も、排泄物などにはウイルスが潜み1ヵ月ほど感染力を持ち続けていることです。

ですので、もう治って1ヵ月経つから大丈夫だろうと思ってプールに入ったりすることで、毎年大流行を招く可能性があるのだとか。

したがって、症状が治まっても感染リスクは残っていることを覚えておいて、他の人にうつさないように努めましょう。

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手足口病がうつるのを防ぐ予防接種はあるの?

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このように、非常に強い感染力持っている手足口病ですが、なかなか小さな子供たちの中での接触を防ぐことは完全にはできないですよね。

それに、重症化すれば、急性髄膜炎や、急性脳症など重篤な症状になる場合もあるので、防ぐ方法があればいいのですが、この手足口病には予防接種や有効な治療方法、特効薬というものはないのです。

ですので、有効な感染予防の手段としては、日頃からの手洗いやうがいしかないようですね。

また、手足口病が流行しているときには、なるべくプールなどには行かないようにするなど接触を避けるようにしましょう。

また、それとは別に、小さいお子さんの場合は他の予防接種などもたくさん受けなければいけないですよね。

そんなときに、手足口病にかかってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

手足口病の潜伏期間も長いですし、かかったかもしれないときに他の予防接種を受けてもいいのかと不安に感じますよね。

ですが、手足口病にかかっているか分からない潜伏期間中は、他の予防接種を受けたとしても特に影響はないのだそうです。

もちろん、手足口病が発症しているときは、発熱もありますし、体力も落ちているので、そんなときに予防接種を受けることはおススメしませんが、潜伏期間中などはそこまで神経質にならなくてもいいようですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、手足口病の潜伏期間と感染力の関係、うつるのを防ぐ予防接種などをご紹介いたしました。

感染力が強いために、感染経路をなかなか完全には遮断することができないですし、予防接種や有効な薬もないのが手足口病の現状だということが分かりましたね。

ですが、重症化する危険性もあるので、なるべくかからないようにするためにも、日頃からお子さんには、手洗いうがいをする習慣を身に着けさせることが大切です。

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手足口病の感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?

手足口病に感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。

なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。

それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。

つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえ手足口病の原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。

そこで、続いて免疫をつける上で最も良い方法についてご紹介いたします。

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「手足口病の再感染を防ぐために免疫力をつける最良の方法とは?」

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