手足口病と脳炎の症状の違い!吐き気や扁桃腺の腫れは要注意!

サムネイル手足口病の説明には必ずと言ってよいほど、「髄膜炎や脳炎などの中枢神経系の合併症が起きる場合がありますので症状に注意してください。」とありますが、手足口病と脳炎の症状をしっかりと把握しておかなくては、その違いがわかりませんよね。

そして、手足口病の主な症状のほかに、吐き気や扁桃腺の腫れがある場合には注意が必要です。

そこで、今回は手足口病と脳炎の症状の違いと併せてご紹介したいと思います。

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手足口病と脳炎の原因と主な症状と違い!

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手足口病の原因は、コクサッキーウイルスA16、エンテロウイルス71などのエンテロウイルスで、主な症状は手・足・口などに出る水疱性の発疹や発熱です。

次に脳炎ですが、原因は脳に直接感染したり炎症を起こすようなウイルスで、手足口病の原因であるエンテロウイルスも含まれており、主な症状は発熱、頭痛など最初はほとんど風邪と変わらない症状です。

そして、手足口病と脳炎の症状の違いは発熱時で、手足口病も全体の3分の1程度に発熱が見られることもあるそうですが、38℃以下のことがほとんどで、脳炎はというと、38℃以上の高熱が2日以上続くということです。

手足口病で吐き気や扁桃腺の腫れがある場合は要注意!

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吐き気や扁桃腺の腫れがある場合には合併症が発生していたり、別の病気の可能性も考えられますので注意が必要になってきます。

まず吐き気ですが、これは脳の圧力が高くなった時に起こりうる症状で、合併症の髄膜炎や脳炎が発生している可能性があり、命にかかわる危険性も出てきます。

そして扁桃腺の腫れですが、手足口病と同じエンテロウイルスが原因の一つであり、口の中の膿のかたまりが手足口病の水疱と似ていることから、扁桃腺炎との鑑別が必要になってくると思います。

また、扁桃腺炎も繰り返していると、慢性扁桃腺炎に移行し他の病気を引き起こし合併症の危険もあるため注意が必要です。

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家庭内感染を防止するための消毒方法とは?

手足口病は飛沫感染・接触感染・糞口感染が感染経路とされており、家族内感染を防止するために消毒は重要になってきます。

エンテロウイルスはアルコールや熱には強い消毒耐性があり、消毒には長時間を要するため、消毒剤なら次亜塩素酸系の成分が含まれている物が有効で、身近なものですとキッチン用や衣類用の漂白剤になります。

したがって、家族の誰かが手足口病を発症したときは、しっかり身の回りのものを適切なもので消毒し、感染が拡大しないようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は手足口病と脳炎の症状の違いや吐き気や扁桃腺の腫れがあるときの注意点について紹介いたしました。

手足口病と脳炎の大きな違いは熱の出方で、特に38度を越える高熱が続いたときは注意が必要ということでした。

また、吐き気は脳圧の上昇に起因している可能性あるとともに、扁桃腺の腫れがあるときは口の中の膿の塊と水疱の違いに注意するということでしたね。

手足口病はほとんどの場合が軽症で治まりますが、合併症を引き起こしたり、別の病気であったりして対応が遅れてしまうと危険な状態になりかねません。

ですので、お子さんの症状や様子をしっかり把握して、早めに対処できるようにしておきたいものですね。

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手足口病の感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?

手足口病に感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。

なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。

それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。

つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえ手足口病の原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。

そこで、続いて免疫をつける上で最も良い方法についてご紹介いたします。

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「手足口病の再感染を防ぐために免疫力をつける最良の方法とは?」

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